6月2日、パナソニックはコンバーチブルタブレットPC「レッツノートCF-C1」(以下、CF-C1)を発表。6月25日から販売開始する。
CF-C1は12.1型以上の液晶を搭載するコンバーチブルタブレットPCにおいて世界最軽量となる約1.46kgを実現したモバイルノートパソコン。先に発売されたレッツノートシリーズ同様に76cm動作落下や30cm自由落下、キーボード全面防滴、100kgf加圧振動クリアなどのタフ構造を採用する。ラインアップは受注生産の個人向けの1モデルのほか、無線機能を強化しOffice Home and Business 2010などを搭載する直販サイト「マイレッツ倶楽部」限定モデル、セキュリティー機能など様々なカスタマイズに対応できる法人向けが用意される。基本スペックは共通でCPUが標準電圧版Core i5-520M vPro(2.40GHz)、メモリは2GB、HDDが250GB。OSは個人向けモデルにWindows 7 Professional 32ビット、マイレッツ倶楽部モデルはWindows 7 Professional 64ビットが導入されているが、リカバリー時に32/64ビットのどちらのOSも選べるようになっている。価格は直販サイト「マイレッツ倶楽部」限定モデルの場合21万3950円から。
両サイドの開閉ヒンジと中央の回転ヒンジの計3つのヒンジをもつ新開発のトリプルヒンジ構造を採用し、他社に比べ1.6倍ヒンジの耐久性がアップしているほか、ホットスワップ対応のダブルバッテリーで長時間使用できる。ペン入力(デジタイザー)やマルチタッチ機能を搭載し、プレゼンテーションなどに最適としている。法人向けモデルには立ったままの操作に便利なエルゴノミクスストラップが用意される。その他の仕様はスペック表の通り。なお、CF-C1の詳細は別記事で、後日お伝えする予定だ。
法人向けモデルにはエルゴノミクスストラップを用意。発表会に登壇したレッツノート開発担当のパナソニック株式会社 AVCネットワークス社 システム事業グループ ITプロダクツビジネスユニット テクノロジーセンター プロジェクトリーダー谷口尚史氏もストラップを使用。立った状態でも安定して使用できるとアピール
発表会ではパナソニック株式会社 AVCネットワークス社 システム事業グループ ITプロダクツビジネスユニット長の奥田茂雄氏がタッチパネル搭載PC市場について言及。ノートPCにおけるタッチパネル搭載率を2013年には2009年と比べ約6倍にまで市場が広がると予測。今後も注力していくとした。
CF-C1 | 個人向けモデル | マイレッツ倶楽部モデル | 法人向けモデル |
---|---|---|---|
CPU | 標準電圧版Core i5-520M vPro(2.40GHz) | ||
インストールOS | Windows 7 Professional 32ビット |
Windows 7 Professional 64ビット |
Windows 7 Professional 32ビット/XP Tablet PC Editionあり |
HDD | 250GB | ||
メモリ | 2GB(最大6GB) | ||
ディスプレー | 12.1型WXGA(1280×800ドット) | ||
WiMAX | 標準内蔵 | 個別対応 | |
無線LAN | 802.11a/b/g/n準拠 | ||
WWAN | - | ○ | - |
Office2010 | - | ○ | - |
バッテリー 駆動時間 |
約6.5時間 (2バッテリーで約13時間) |
約5.5時間 (2バッテリーで約11時間) |
約6.5時間 (2バッテリーで約13時間) |
サイズ | 幅299.2×奥行き226.5×高さ44.3mm | ||
重量 | 約1.46kg (2バッテリーで約1.67kg) |
約1.47kg (2バッテリーで約1.68kg) |
約1.46kg (2バッテリーで約1.67kg) |
なお、先に発売されたレッツノート夏モデルのうち、CF-F9/S9/R9の3モデルにOffice Home and Business 2010搭載モデルが追加された。実売価格はOffice非搭載モデルに2万数千円プラス程度とのこと。
