6月1日からCOMPUTEX TAIPEI 2010が始まるが、今年の大手各社の目玉はAndoroid携帯やタブレットPCなどではないかと見られている。その予想を裏切らない形で、5月31日、ASUSTeKからセパレート式のPCなどが発表された。まずはそれから見ていこう。
これはiPad対抗なのか?
その名も「Eee Pad」
今回発表されたもので特に目立っていたのが、先日日本でも発売されたアップルのiPadに似た「Eee Pad」。外観は至って普通のノートPCに見えるのだが、タッチ式の液晶パネル部分とキーボード部分がセパレート式になっており、分離することにより液晶パネル部分がiPadのような形になるのが特徴だ。
12インチモデルの「Eee Pad EP121」と10インチの「Eee Pad EP101TC」がラインナップされており、12インチモデルはビジネスマンモデルと位置づけ、CPUにCULV Core 2 Duoを、OSにはWindows 7 Home Premiumを採用しているため通常のPCと同じような使い勝手が可能としている。一方10インチモデルの「Eee Pad EP101TC」はCPUは公表されていないが、OSとしてWindows Embedded Compact 7を採用。サイズなども不明となるが、重さは675g、厚みは12.2㎜となっており、Windows 7と高い互換性を誇るとしている。
なお、Eee Padに関しては399~449ドルぐらいで、2011年の第1四半期に市場に投入したいとしている。
「Eee Pad EP121」
「Eee Pad EP101TC」
お手軽メモ端末
「Eee Tablet」
「Eee Pad」よりも下位のユーザー、とくに学生などをターゲットに発表されたのが「Eee Tablet」だ。反射型モノクロ液晶を採用したモデルで、専用のペンを使って操作を行なう。液晶の書き換え速度が約0.1秒と速いのが特徴で、同社によると通常の電子リーダーに比べて約9倍ほど高速という。カメラが内蔵されているほか、録音、文字データの読み上げ機能なども内蔵。USBでPCと連携し、microSDの内容を表示させることも可能だ。
2010年第3四半期の発売を予定しており、価格は299~399ドル程度になる予定。
そのほか展示されていた新製品
ARES “Limited Edition.Unlimited Power”
ATI Radeon HD 5870を2基、1ボードに搭載したROG向けビデオカード。4GBのGDDR5を搭載しており、コア/メモリクロックは850/1200MHz(GDDR5)。コネクタやケーブル類のほか、マウスも同梱される。販売はComputex終了後になる予定で、世界中で1000セットの販売。価格は1000ドル以上とのこと。
Xonear Xense Premium Gaming Audio Set

この連載の記事
- 第24回 ENERMAXで注目したいゲーマー風な11段構成のPCケースなど
- 第23回 改めて「LANBOY AIR」押しのAntecは新型GOLD電源も展示
- 第22回 早くこい!6コア対応AM3最強スペックのMini-ITXマザーを発見
- 第21回 LGA 1155ソケット搭載“Sandy Bridge”対応マザーを集めてみた
- 第20回 Thermalright製クーラー 「GTX 480」をMAX63℃に抑えるデモ
- 第20回 USB3.0を4ポートサポートするVIA製コントローラーがお目見え
- 第19回 COMPUTEXではAtom+Windows 7タブレットが花盛り!?
- 第18回 読出/書込とも520MB/secの2.5インチSSDなどPhotoFastが展示
- 第18回 「GeForce GTX 470」×2の最速GeForceなどGALAXYが展示中
- 第17回 ASUSTeKに2つのハイエンド衝撃仕様「X58」搭載マザーが登場
- 第16回 2010年もテーマは“倒立構造”のSilverStone製PCケースがずらり
- この連載の一覧へ