このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

長~く使える極上のPCケース2010 第4回

長~く使える極上のPCケース2010【クーラーマスター編】

2010年05月31日 20時00分更新

文● 石井 英男

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Elite 342

●URL:http://www.coolermaster.co.jp/products/product.php?language=jp&act=detail&tbcate=3428&id=7703
●実売価格:6500円前後

コンパクトで冷却性能に優れた
microATX対応ミニタワーケース

 Elite 342は、コンパクトなmicroATX対応ミニタワーケースだ。microATX専用ケースなので、ATXマザーボードの利用はできないが、ATX対応ケースに比べて全体的にコンパクトであり、省スペース性が高いことが利点だ。フロントパネルの下半分をメッシュ仕様とすることで、十分なエアフローを確保している。価格も安く、グラフィックス統合型チップセット搭載microATXマザーボードを利用して、低価格なセカンドマシンを作りたいという人に向いている。

フロントパネルの下半分は、メッシュになっている。フロントI/Oポートとして、USB 2.0×2とマイク入力、ヘッドホン出力が用意されているほか、IEEE 1394とeSATAも取り付け用の口のみ用意されている

フロントパネルを外したところ。フロントパネルは、工具を使わずに外せるようになっている。フロントファンとして、12cmファンが搭載されている

シャドウベイの取り外しが可能

 Elite 342のサイズは、18(W)×44(D)×35.2(H)cmとコンパクトで、重量も約4kgと軽い。材質はスチールで、カラーはブラックだ。フロントファンとして12cmファンが搭載されているほか、リアファンの追加も可能だ。拡張ベイは、5インチベイ×2、3.5インチベイ×1、3.5インチシャドウベイ×5という構成だが、下の5つ分の3.5インチシャドウベイは取り外せる。5インチベイはドライバーなどの工具を使わずに、着脱が可能なツールフリー仕様だ。

左サイドパネル。CPU用吸気口(エアダクトの装着が可能)と拡張カード用の吸気口が用意されている

左サイドパネルを外したところ。内部のシャーシは塗装されていない

背面。電源ユニットは最上部に取り付ける仕様だ。標準ではリアファンは搭載されていないが、9cmファンまたは8cmファンを1基追加できる。両サイドパネルはローレットスクリューで固定されている

電源ユニットは、最上部に取り付けるようになっている。マザーボードベースのCPUソケット部分は四角く切り抜かれており、バックプレート交換型タイプのCPUクーラーもマザーボードを装着したまま、取り付けや取り外しが可能だ

拡張ベイは、5インチベイ×2、3.5インチベイ×1、3.5インチシャドウベイ×5という構成になっている。下の5つ分の3.5インチシャドウベイは取り外しが可能だ

5インチベイは、ドライバーなどの工具を使わずにドライブの着脱が可能なツールフリー仕様になっている

 奥行きが44cmしかないため、装着できる拡張カードの長さには制限がある。シャドウベイを取り付けた状態では、長さ約24cmのRadeon HD 4890がギリギリであったが、HDDを1台しか搭載しないのなら、下の5つ分の3.5インチシャドウベイを取り外せば、Radeon HD 5970のような長さが30cmを超える拡張カードの装着も可能になる。

microATXマザーボードと長さ約24cmのRadeon HD 4890を装着したところ

Radeon HD 4890を装着すると、3.5インチシャドウベイとのクリアランスはごくわずかであり、下から2段目の3.5インチシャドウベイにHDDを装着できなくなる

冷却性能重視のユーザーにオススメ

 ここで取り上げたクーラーマスター製ケースは、クーラーマスターの得意分野である、冷却性能に優れたケースであり、発熱の大きなハイエンドCPUやハイエンドGPUを搭載したいという人に向いている。特に、CM690 II PlusとCenturion 5 IIは、ロングセラーケースの後継モデルだけあり、機能性やメンテナンス性においても文句はない。microATX対応のElite 342も、低価格ながらエアフローがきちんと考慮された製品であり、コンパクトかつ高性能なマシンを作りたいという人にオススメしたい。

読者プレゼント

 今回検証で使用したPCケース3台を、抽選で各1名様にプレゼントいたします(応募締め切り:2010年6月6日)。当選者には、追ってご連絡させていただきます。
 なお、製品は編集部で検証および撮影で使用したものになります。破損、傷などによる苦情、返品は受け付けませんのでご了承ください(メーカーへの苦情、返品もお断りいたします)。

本プレゼント企画は終了しました。多数のご応募ありがとうございました。(2010年6月7日)

プレゼント提供:クーラーマスター

【関連サイト】

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中