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Make:Tokyo05開催! バカ?天才?その隙≒0だった【後編】

2010年05月29日 22時00分更新

文● 藤山 哲人

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おお!これはインテリアにもなるスピーカー!
音質もGOOD!

 「NIT」が展示していたのは、ひょうたんの底にスピーカを仕込んだもの。前の小さな穴からは低音が出る。隣の竹を使ったスピーカはステレオになっており、適度な空気容量や反響でいい音を奏でる。なんでも「売って欲しい」というお客さんがいたんだとか。
 なおこれに近いスピーカーの作り方をASCII.jpでも近日公開予定なのでお楽しみに! え、ワシが作って書くんですが何か?

床の間や茶室に置いても雰囲気を壊さない! 純和風のスピーカー。ひょうたんの方はバスレフ型で、竹の方は密閉式(たぶん)

キャラが古くなったらデータを転送するだけの痛チャリ!

 「Suns & Moon Laboratory」が展示していたのは、PCの空冷ファンなどでおなじみ、LEDを使ったディスプレイだ。ただPCのファンと違い、素子数が多く、カラー表示できるので痛チャリに持ってこいという逸品。24発のLEDが回転し1周256ラインの表示が可能となっている。展示車は、このモジュールを6個組み込んであるので輝度も高く、夕方以降のアキバなら目立つことウケアイだ。きちんと回転検出もしているので、低速で走っても高速で走っても絵が崩れることはない。

ネギフリのアニメーションも可能だし、絵を切り替えて表示も可能

しくみは単純だけど幻想的なレーザーハープ

 「nameless911」が出展していたのは、弦の代わりに赤色レーザーを使ったハープ。レーザーが切れると音が鳴るというしくみだが、暗室に浮かぶレーザーが幻想的。レーザーポインタを使えば、簡単に作れそうなのでやってみようかなぁ?

ハープのレーザー光をよく見えるようにするため、スモークを焚いていたんだけど、コレがアジアンなニオイをしていたので、幻想的に感じたのかも? ん? それとも脳が幻想的になっちゃう危なげな煙だったのか!?

スーパーウーファーを使ったデジタルアート

 「○×○×○」(ゼロ バイ ゼロ)が展示していたのは、スーパーウーファーを使ったアートだ。振動に合わせて水滴が踊ったり、ブラックライトに照らされるチップが飛び散ったりと、見ていて飽きない。

親水性の低い素材を貼ってあったためか、水滴が粒状になり、色々な形に変化して飽きないアート

ブラックライトに反射する、おそらくアイロンビーズを使っていると思われ~。緑とオレンジというカラーリングが、青色LEDが発明される前の時代を思わせ、ノスタルジックさも持っている

オープンリールを使ったスクラッチはアナログだけどデジタル

 「Open Reel Ensemble」は、その名の通りオープンリールを使ったスクラッチ演奏。昔のアニメに登場するコンピュータのような形をしているけど、これは音楽を録音/再生する機械。まー、カセットテープのバカでかいヤツだと思って欲しい。
 とはいえ、レコードのようにテープに録音された音源をスクラッチするだけでなく、リアルタイムで録音しながらスクラッチも可能だ。回転数などはデジタルでコントロールでき、ヘッドにはテープを振動させるデジタル制御のソレノイドも仕込まれているので、さまざまなエフェクトもかけられるというもの。ブースには数台のオープンリールが持ち込まれ、アンサンブルしていた。

今となっては貴重なオープンリールを改造しちゃうなんてもったいない! DSPを使えばもっと小さく、ワウフラッターもないものが数学的にできちゃうけど、それをあえてアナログでやるところがMaker!っつか、ワウフラッターやジッターもエフェクターの一部なのか!?

(次ページへ続く)

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