三洋電機の人気デジタルムービーカメラシリーズ「Xacti」の新モデル発表会が5月28日に同社東京ビルで行なわれた。この日に発表された「DMX-CA100」は、海辺や川、プールなどのサマーシーズンからゲレンデなどのウィンターシーズンまで使える防水仕様のムービーカメラで、販売価格は4万円前後。6月下旬に発売予定。
前モデル「DMX-CA9」は水深1.5mで60分間撮影可能だったが、新機種は3mの水深でも動作可能となった。また、従来は1280×720ドットでの撮影が最高画質だったが、新機種はフルHD(1920×1080ドット)の撮影が可能。同社によれば光学ズームを搭載するものでは世界初の防水仕様フルハイビジョンビデオカメラだという。
先に発売されているフルハイビジョンモデル「DMX-CG110」がベースのため、搭載されている撮像素子(1/2.33型 約1440万画素原色CMOSセンサー)や映像処理エンジンは同じ。レンズも同じものを搭載しており、35mm換算で38~190mm(光学5倍ズーム)となっている。本体サイズは幅92×奥行き40.8×高さ123mmで、重量はバッテリー、SDメモリーカードを入れた状態で242g。
また無線通信カード「Eye-Fi」に本製品も対応しており、本体にカードを差すことで無線LANを介して直接パソコンに撮影したデータの転送を行なえる。
この日は、実機を使って撮影をすることもでき、防水仕様の初期モデルである「DMX-CA65」を長らく取材で使っている筆者としては、スリムで軽量になったことに加えて、オートフォーカスの速度や手ぶれ補正機能が格段に向上しているように感じられた。