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Make:Tokyo05開催! バカ?天才?その隙≒0だった【前編】

2010年05月28日 12時00分更新

文● 藤山 哲人

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ブレッドボードにこだわったガジェットに世界初の逸品!

 「まりす」ブースは、実験用の回路を組むためのブレッドボードにこだわったガジェットが盛りだくさん。なかでも注目なのは、世界初の両面ブレッドボードだ。まぁ、ニッチな需要には応えられそうだけど、そもそもブレッドボートは実験回路なんで、2面に小さく実装するより、1面に分かりやすく実装すべきだと思うが……。この矛盾がガロンとポンドとインチ単位系を使う大雑把なアメリカンだ。

穴のいっぱい開いたユニバーサル基板を使ったほうが、コスト的には圧倒的に有利なハズだが……。ブレッドボード萌え!なマニアなのか!? ココまで来るとフェチっつーか、病気だわ……

今どき貴重な音源!
PSGでピコピコ・サウンドが吼える!

 「NetSynth」は、初代ファミコンの音源として採用されていたPSG音源モジュールを出典。アンプにつなげて聞いてみると、秋葉のレトロゲームショップ「スーパーポテト」のサウンドが! これがテクノサウンドだぜ! しっかりエンベローブ(音の出かた)も設定されていたので、ピアノっぽい音に仕上がってるところに、こだわりを感じます! 参考出典のSDメモリカードプレイヤは、AVを再生できるスグレモノ。

USB接続でPCからコントロール可能なPSG音源ユニット(左)。ナムコの「マッピー」とかの曲には感動したのは、もう何十年前だろう……。SDリーダはちょっと真面目で「トラ技」的なリファレンスモデルだ

貨物列車の操車場を完全再現!
でも方向性がっ!(笑)

 「第3工作室」は、国鉄時代にあった貨物列車の操車場(車両の行き先に応じて、分解・連結を行なう)を再現! VTRに流れているのは白黒フィルム時代の転轍機(ポイント切り替えのレバー)だ。ポイントはコンピュータで自動制御しているのか?と思いきや、「いえいえ、ポイントを転轍機で切り替えるのがカッコイイんじゃないですか!」と。そう、実はこれ、ポイントの切り替えを大型のトグルスイッチで切り替えよう!というアナログなモノだったのだ!そんなトコにオチがあったのかよ!

鉄道模型メーカーのトミックスなどのポイント切り替えスイッチは、メカニカルで一瞬だけ電磁石がONになるようにしている。だから単にトグルスイッチに切り替えるだけじゃ、コイツを実現することはできないぞ!っと、発明者の代弁をしておこう。それが見えないトコがシュールでMakeらしさ!

赤外線通信は過去のモノ!
これからは可視光通信だぜ! マジ?

 以前に週刊アスキーで自走式ノートPCを作ったときにお世話になった「メカロボショップ」。そのときは、モーターコントローラを提供していただいたのだが、Makeには各種のガジェット&アクセサリ用イルミネーションの数々を披露。中でもイルミネーションのパターンが変更できるアクセサリがスゲエ! なんとパターンの変更は赤外線通信じゃなくて、iPodに表示された赤いマークの点滅で行なうという!えーーっ!それって可視光通信! そのほかにも、アクセサリ作りのマテリアルとして使える伝導性生地や抵抗体生地なども!

イルミネーションアクセサリからロボット制御用のコントローラからセンサまで

左は可視光通信を行っているところ。右は伝導性と抵抗体生地だ

(次ページへ続く)

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