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下書きもプロットもなし つぶやくように書かれたツイッター漫画

2010年06月01日 12時00分更新

文● ノトフ

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これは夢だなと思って、そのまま寝ました

―― ツイッター漫画の反響って、これまで発表してきた漫画とくらべてどうですか?

HERO pixivにアップしたとき、お気に入り数が一晩で1000くらい増えました。今までだと多くて80とか100くらいだったんですけど。本当にみんな読んでるの? って思うくらい(笑)。でもツイッター検索で調べたら、ものすごい勢いでRTされてて。フォロワーさんが多い方とか、漫画家さんとかに。

RT : リツイート。ツイッターで他のユーザーの発言を引用する機能

pixivに投稿したときのツイート

―― これまでもウェブ漫画はお描きになってますが、それとは全然違いますか。

HERO 違いますね。サーバーも落ちちゃって、サイトにもつながらなくなって。

―― アクセス数は、話題になったときのピークは?

HERO 今までは2万前後だったんですけど、話題になったときは4万8000くらいでしたね。2倍以上です。pixivにアップしたときはみんなそっちに行くので、前編と後編をサイトにアップしたときの数ですけど。

―― それ見たとき、「嬉しい」とか「恐い」で言うと、どんな感情でした?

HERO 「あ、これは夢だな」って。朝起きたら何にもないなと思って。で、寝ました。

―― でも、朝起きてアクセス解析を見たらグラフが、グワーッと上がってて。

HERO そうですね。グラフを見て、「ああ、本当だったんだ……」と。あんまりにも大きすぎて、嬉しいとか、やったー、みたいな感じはなかったです。ツイッター漫画なので、ツイッターでみんなが反応してくれるかなーって期待はあったんですけど、ここまでとは思っていなくて。

―― ツイッターができてから、変わったことはありますか。

HERO 匿名っぽくて匿名じゃないじゃないですか、ツイッターって。だから、ツイッターをはじめてからは「本当の感想」というのかな……例えば顔写真があったりとか名前があったりとかして、面白いですねって言ってくれたのが誰かが分かるようになりました。

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