合計8基ものファンを標準搭載
AS Enclosure 1000のサイズは、23.6(W)×57.8(D)×54.8(H)とかなり大きく、重量も約18.3kgとヘビー級だ。内部にパーツを組み込むと、一人で運ぶのは大変だ。一般的なATXマザーボードやMicroATXマザーボードだけでなく、より大きなExtended ATXマザーボードにも対応する。シャーシは厚さ1.2mmのスチール製で、非常に頑丈だ。シャーシは、シルバーモデルでもブラックモデルでもブラックに塗装されている。
一般的なケースでは、標準で搭載しているファンは2~3基程度だが、AS Enclosure 1000は、標準で合計8基ものファンを搭載している。フロントファン×2、リアファン×1、トップファン×2、拡張カードファン×1、ミッドシップファン×2という内訳で、フロントとミッドシップとリアには、アビーオリジナルのNANO TEK FANと呼ばれる12cmファン(1000rpm)で、トップと拡張カードには14cmファン(800rpm)が採用されている。NANO TEK FANは、独自技術によって実現したナノタッチベアリングを採用し、従来のファンに比べて高い静音性と長寿命を誇る。また、羽根を簡単に外せる構造になっており、羽根や本体を水洗いすることも可能だ。
拡張カードファンは、VGAクーリングファンユニットと呼ばれる取り外し可能なユニットの中に実装されている。VGAクーリングファンユニットは、リアパネルに取り付け、冷たい外気を取り込んで、ビデオカード周辺に送り、冷却する仕組みだ。
電源ユニットは最下部に装着するデザインになっており、安定性を高めている。拡張スロットも通常のケースより多い9個用意されている。
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