3.大きさ・重さ・持ち運びはどう?
iPadの本体サイズは、先にも述べた通り幅189.7×奥行き13.4×高さ242.8mm。数値で見ると大きいと感じるが、実際に触れると思ったより小さいという印象を抱く人が多いようだ。
合わせて、見た目以上に「重い」と感じる人も多い。重量はWi-Fiモデルが680g、Wi-Fi+3Gモデルは730g。350mlのジュース2本分、もしくは週刊アスキー約2.5冊分といったところ。
重心はほぼ中央にきているため、端を片手で持つのは正直オススメできない。両手持ちや手のひらに乗せる感じの持ち方、自室なら膝上に乗せて使うなどが理想的だ。
持ち運びを見てみると、それこそ本を持ち歩くように剥き出しで持ち歩いても邪魔にならないし、鞄に入れるときも縦横を気にせず突っ込める。またサイズ的にトートバックに入れてもスペースを取らない。いずれも場合も13.4mmの薄さのおかげで、かさばりにくく、持ち運びに関してはネットブックやノートよりも快適だ。
4.液晶ディスプレーは見やすい?
9.7インチ液晶はマルチタッチに対応しているだけでなく、高品位なIPSパネルを採用している。IPSパネルは、デスクトップPCでは写真用途などで定番となっているもので、かなりというか、驚くほどキレイな映像体験ができてしまう。
また視野角は上下/左右とも178度となっており、例えば、机の上に置いて複数人でシェアしようとしたときも、どの方向からでも画面をキレイにしっかりと見ることができる。ただ電車の中の場合は、優れた視野角ゆえ、隣の人からもよく見えてしまうので、車中でよく使うというのなら、プライバシー保護フィルムを用意しておきたい。
発色はとてもキレイだ。ぜひ実物でお気に入りの写真を入れて見てもらいたい。チェックでは、iTunes経由でいくつかの写真をiPadに取り込んで、ナナオの液晶ディスプレー「FlexScanSX2462W」と同じもの表示させて比べてみた。iPadは少し赤みが強いという印象を受けたが、確認にも鑑賞にも十分耐えうるレベルだ。フォトビューワーとして考えている人にもオススメといえる。
なおiTunes経由で写真を同期する際、自動的にiPadに最適化されるため、カラープロファイルなどは削除されてしまうが、sRGB・AdobeRGB問わずiPadにマッチングされている模様。
またリサイズについては、4:3の画像では2048×1536ドットを越える場合に2048×1536ドットにリサイズされる。2048×1536ドット以下では、そのままのサイズでiPadに送信されていた。3:2の場合は2304×1536ドットが最大。
気になる屋外での使用だが、iPhoneと同じく、太陽光下ではかなり画面を確認しにくい。室内や日陰ならなんら問題ないため、屋外で使用するときは日陰に入って、一休みしつつがいいだろう。室内での操作の場合、輝度は最小に近くしておいても難なく見られる。
また気になる点といえば、指紋の付きやすさだ。光沢処理も相まって、相当に目立つ。常にレンズクロスを持ち歩くか、指紋が目立ちにくくなるサードパーティー製のアンチグレアフィルムを用意したいところだ。本記事の写真は撮影のためもあるが、写り込み防止も兼ねてアンチグレアフィルムを使用している。
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