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「モバイル/リモートアクセス(d)モデル」の利用シーンがさらに広がる

NTT Com、新端末「MF130」と海外ローミングを提供開始

2010年05月26日 06時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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 5月24日、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、高速モバイルサービス「モバイル/リモートアクセス(d)モデル」において、富士ソフト製のデータ通信端末「MF130」を利用端末のラインアップに追加した。

富士ソフト製のデータ通信端末「MF130」

 モバイル/リモートアクセス(d)モデルとは、NTTドコモのFOMA網を利用して、企業VPNとの閉域接続を可能にする定額制サービスだ。

 このFOMA網に接続するための端末として、HSUPAに対応しつつ低価格化を実現したExpress CardタイプのMF130を提供する。付属のアダプターを使用すれば、PCカードスロットにも装着できる。

 通信速度はほかの端末と変わらず、FOMAハイスピードエリアでは下り7.2Mbps/上り5.7Mbps、FOMAエリアでは上り下りともに384kbpsのベストエフォート型となる。

 端末価格は買取時で1万9950円。

 また、同日よりオプションとして「国際ローミングサービス」の提供も開始した。別途申し込みをすれば、利用中のモバイル/リモートアクセスサービスのIDとパスワードを用いて海外でも通信が可能になる。

「MF130」のアンテナを伸ばした様子

 国際ローミングサービスの開通手数料は、モバイル/リモートアクセス(d)モデルを新規に申し込む場合は無料で、すでに契約済みの場合は回線ごとに2100円の変更手数料が必要になる。通信料は、日本時間の0時~23時59分59秒までの間に利用したパケット通信総量に応じて1日単位で計算される仕組みだ。NTT Comが指定する海外の特定事業者を経由してアクセスする場合、1万~12万パケットまでは日額2000円の定額制料金となる。

 1万パケット未満、あるいは12万パケットを超える場合は0.2円/パケットの従量制料金となる。特定事業者以外を利用する場合は、1日のパケット通信総量にかかわらず、0.2円/パケットの完全従量制料金になる。

 国際ローミングの提供エリアと特定事業者は下記、関連サイトの「提供エリア」より確認可能となっている。

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