いま旬のビジネスPC 第7回
高コストパフォーマンスを実現したモダンデザインThinkPad
Core i3搭載の「ThinkPad Edge 14”」を試す
2010年05月25日 09時00分更新
独特のキー配列を採用
ThinkPadシリーズとは異なり、ThinkPad Edgeシリーズでは各キーが独立していてキー間隔も広いアイソレーションタイプのキーボードを採用している。また、キー配列も変更している。
キーストロークはThinkPadと同様で2.5mmとなっているが、その数値よりも若干深く感じた。これは、各キーが少し高い位置にあるためだと思われ、タイピングがしやすく好印象だった。アイソレーションタイプのキーボードでキーの位置が低いと、指の爪がキーとキーの間に引っかかってうまくタイピングできないことがあるからだ。
また、キー自体の表面は完全にフラットではなく、緩やかなU字型のカーブ加工を施しているため、指先のフィット感がいい。
キー配列は、縦7列を採用するThinkPadシリーズとは違い、ThinkPad EdgeシリーズではScroll LockやPauseキー、アプリケーションキーなどを廃して6列に収められ、各キーの配置が変更された。
配置変更されたキーの中でも、PageUpとPageDownキーは小型化・ボタン化されて、↑キーの左右に配置されているのは気になった。PDFファイルではページを1枚ずつめくったり、文字入力時では変換候補を1ページごとに切り替えて表示可能なキーなのだが、小さいのですぐに押しにくい。ThinkPadシリーズのキー配列に慣れていると、戸惑う部分だろう。
最上段に並ぶファンクションキーは、普通に押すと輝度調節や音量調節などの機能キーとして動作する。通常のF1やF2キーなどとして使う場合は左下のFnキーと同時押しをする必要があり、多くのノートPCとは動作が逆になっているので注意が必要だ。ただ、BIOS設定で通常はファンクションキー、Fnキーとの同時押しで機能キーにすることもできる。
ポインティングデバイスは、ThinkPadシリーズと同様にキーボード中心にあるスティック型のポインティングデバイス「トラックポイント」を踏襲し、マルチタッチに対応したタッチパッドも搭載している。
どちらを使うかは好みになってくるが、マルチタッチの機能を利用して画面の拡大・縮小、画像の回転といった操作をできることを考えると、トラックポイントだけでなく、タッチパッドも搭載されているメリットは大きい。
この連載の記事
-
第39回
デジタル
堅牢性に自信あり! 「HP EliteBook 2560p」 -
第38回
ビジネス
タブレットでもCore i5搭載、「Eee Slate B121」の実力は? -
第37回
デジタル
高質感・高拡張性のプロ仕様、「HP ProBook 6560b」 -
第36回
ビジネス
パナソニックの「TOUGHBOOK CF-31」を試す -
第35回
デジタル
顔認証と省電力「HP 8200 Elite All-in-One」の実力検証 -
第34回
デジタル
薄さ10mm、HPの持ち運べる液晶「L2201x」を試す -
第33回
ビジネス
デルの「OptiPlex 990」を試す -
第32回
ビジネス
ピークシフト対応機の本当のところ -
第31回
デジタル
ついに第2世代Core i搭載した「ThinkCentre M91p」 -
第30回
ビジネス
富士通、次世代Atom搭載の全部入りスレートPC「STYLISTIC」 -
第29回
デジタル
マウスコンピューターの「MPro-iS210B」を試す - この連載の一覧へ