いま旬のビジネスPC 第7回
高コストパフォーマンスを実現したモダンデザインThinkPad
Core i3搭載の「ThinkPad Edge 14”」を試す
2010年05月25日 09時00分更新
高負荷時でも静かなファン
評価機の本体性能を計測してみたところ、Windows エクスペリエンス インデックスの評価は、グラフィックス性能以外は5以上をマークした。CrystalMark2004R3の計測結果は下の図の通りで、総合性能のMark値は「78868」、CPU性能を表すALU値(整数演算速度)は「24515」で、FPU値(浮動小数点演算速度)は「22395」となった。
ベンチマーク中の高負荷時でもファンが高回転して耳障りということはなく、低負荷時では無音に近かった。これは大型のヒートシンクを採用し、排気口を背面と左側面に分けているためだと思われる。
バッテリーの持ち時間もBBenchを用いて、キーストロークとWeb巡回をONにして計測した。PC側の設定は、付属のユーティリティ「省電力マネージャー3」でパフォーマンスを約50%に設定、輝度も50%の明るさにし、無線LANをONにした状態で実施している。
結果は、3時間50分8秒と、公表されているバッテリー駆動時間の4時間(JEITA 1.0測定基準)に限りなく近い数値を記録した。
また、最高パフォーマンス時のバッテリー駆動時間も計測した。条件は「省電力マネージャー3」で、パフォーマンスを最高に設定、輝度を最大にしたほかは上記と同じ条件だ。かなり消費電力の高い条件下での計測だったが、結果は3時間17分16秒となった。
以上ベンチマーク結果から、動画再生などを用いた負荷のかかるプレゼンテーションが必要になった場合でもバッテリーは長持ちし、静かな会議室でも静音性の高いファンで安心して作業できるPCになっている。
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