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長~く使える極上のPCケース2010 第1回

長~く使える極上のPCケース2010【アンテック編】

2010年05月25日 12時00分更新

文● 石井 英男

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HDDの振動を吸収するゴムブッシュを装備

 NSK4482のサイズは、20(W)×42(D)×42(H)とミドルタワーケースの中でも、コンパクトな部類であり、重量は約8kg(電源ユニット込み)である。材質はスチール製で、シャーシには通常よりも肉厚な0.8mm厚のスチールが使われているため、頑丈かつ共振も起こりにくい。拡張ベイは、5インチベイ×3、3.5インチベイ×2、3.5インチシャドウベイ×3という仕様で、2.5インチベイは装備していない。下側の3.5インチベイと3.5インチシャドウベイには、HDDの振動を吸収するためのゴムブッシュが装着されている。標準搭載のファンは、背面の12cmファンのみだが、このファンは1200rpm/1600rpm/2000rpmの3段階に回転数を変更できるようになっているので、パーツ構成に応じて最適な回転数を選べる。

拡張ベイは、5インチベイ×3、3.5インチベイ×2、3.5インチシャドウベイ×3という仕様だ

下側の3.5インチベイと3.5インチシャドウベイには、振動を吸収するためのゴムブッシュが装着されている。フロントパネルの下側には、8cmファンを追加できるようになっている

3.5インチベイ/3.5インチシャドウベイのマウンタは取り外せるので、作業しやすい

背面に12cmファンを搭載。TriCoolファンと呼ばれるファンで、1200rpm/1600rpm/2000rpmの3段階に回転数を変更できる

 拡張スロットは7つで、フタはネジで固定されており、外してもまた装着が可能だ。ケースの奥行きが42cmと、かなり短めなため、装着できる拡張カードには制限がある。3.5インチベイ/3.5インチシャドウベイのマウンタと干渉してしまうので、最上段のPCI Express x16スロットに装着できるビデオカードは長さ24cm程度までとなる。なお、PCI Express x16スロットを複数備えたマザーボードなら、下段のPCI Express x16スロットに長いビデオカードを装着することができるが、ハイエンドビデオカードの場合、PCI Express 6ピン電源コネクタを2系統必要とするものが多く、NK4482標準搭載の電源では利用できないので注意したい。

マザーボードとGeForce GTX 275(長さ約27cm)を装着したところ。最上段のPCI Express x16スロットには、長さ24cm程度のビデオカードまでしか装着できないので、注意が必要だ

3.5インチベイ/3.5インチシャドウベイのマウンタを外すと、最上段のPCI Express x16スロットにGeForce GTX 275が装着できるようになる

読者プレゼント

 今回検証で使用したPCケース3台を、抽選で各1名様にプレゼントいたします(応募締め切り:2010年6月6日)。当選者には、追ってご連絡させていただきます。
 なお、製品は編集部で検証および撮影で使用したものになります。破損、傷などによる苦情、返品は受け付けませんのでご了承ください(メーカーへの苦情、返品もお断りいたします)。

本プレゼント企画は終了しました。多数のご応募ありがとうございました。(2010年6月7日)

プレゼント提供:リンクスインターナショナル

最新のPCケース「DF-85/35」

 アンテックから、ゲーマー向けのPCケース「DF-85」と「DF-35」が最近発売された。今回の特集には間に合わなかったが、同ケースのレビューも後日掲載予定なので期待していて欲しい。

ダークフリートシリーズ最上位モデルとなるハイエンドゲーミングPCケース「DF-85」。実売価格は2万2800円前後

「DF-85」の冷却性と拡張性をそのままに、コンパクトにまとめたミドルクラスの「DF-35」。実売価格は1万6980円前後

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