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長~く使える極上のPCケース2010 第1回

長~く使える極上のPCケース2010【アンテック編】

2010年05月25日 12時00分更新

文● 石井 英男

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ホットスワップ可能な3.5インチベイを装備

 拡張ベイは、5インチベイ×3、3.5インチシャドウベイ×6、2.5インチベイ×1だが、それと別にフロントアクセスが可能なホットスワップ3.5インチSATA HDDアダプターを搭載しているのがユニークだ。3.5インチSATA HDDをそのままリムーバブルメディア感覚で利用できるので、OSごとにシステムドライブを作成して差し替えて使ったり、テレビ録画PCの録画用媒体として使うなど、アイデア次第でいろいろな使い方が考えられそうだ。

拡張ベイは、5インチベイ×3、3.5インチシャドウベイ×6、2.5インチベイ×1だが、ホットスワップ3.5インチSATA HDDアダプターも装備している

フロントアクセスが可能なホットスワップ3.5インチSATA HDDアダプターが搭載されており、3.5インチSATA HDDをそのままリムーバブルメディア感覚で利用できる

ホットスワップ3.5インチSATA HDDアダプターの左側には、ロック解除ボタンがある。解除ボタンを押すことで、HDDのロックが外れて、HDDを取り出せるようになる

ホットスワップ3.5インチSATA HDDアダプターのコネクタ部。手前側にマザーボードからのSATAケーブルや電源ユニットからの電源コネクタを接続すれば、中継基板経由でSATAコネクタと電源コネクタが接続される

底面に2.5インチベイが用意されている。柔らかいシリコン製ブッシュが付属しており、2.5インチHDDやSSDの振動を吸収するようになっている

2.5インチベイにSSDを装着したところ。専用の長いネジで固定する

 電源ユニットは下部に装着する仕様だ。拡張スロットは7つあるが、スロットのフタはシャーシを折り取るタイプになっており、いったんフタを外してしまうと元には戻せない。マザーボードは、一般的なスペーサーを利用して固定する。マザーボードベースのCPUソケット部分は四角く切り抜かれており、バックプレートを交換して装着するタイプのCPUクーラーもマザーボードを取り付けたまま装着できるので便利だ。

電源ユニットは最下段に取り付けるようになっている。拡張スロットは7つあるが、フタはシャーシを折り取るタイプであり、いったんフタを外してしまうと元には戻せない

電源ユニットをケースに取り付けたところ

右サイドパネルの内側には、フロントI/Oポートや電源スイッチなどのケーブルをまとめるためのケーブルオーガナイザーがある

マザーボードベースのCPUソケット部分は四角く切り抜かれており、バックプレート交換型タイプのCPUクーラーもマザーボードを取り付けたまま装着できるので便利だ

 ケースの奥行きは47cmで、それほど長くはないため、装着できる拡張カードには制限がある。長さ約27cmのGeForce GTX 275はギリギリ装着できるが、最上段のPCI Express x16スロットに装着した場合、一番上とその下の3.5インチシャドウベイにHDDを搭載することはできない。また、長さ約31cmのRadeon HD 5970の装着はできなかった。

マザーボードとGeForce GTX 275(長さ約27cm)を装着したところ。長さ約31cmのRadeon HD 5970の装着は無理だった

最上段のPCI Express x16スロットにGeForce GTX 275を装着した場合、一番上とその下の3.5インチシャドウベイにHDDを装着しようとすると、HDDとビデオカードが干渉してしまうので、シャドウベイが4つしか利用できなくなる

(次ページへ続く)

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