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Windows Serverで学ぶサーバOS入門 第17回

2台目を追加して万が一に備えよう

ドメインコントローラを冗長構成にする方法とは?

2010年05月25日 09時00分更新

文● 横山哲也/グローバルナレッジネットワーク株式会社

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ドメインコントローラの追加作業

1.インストールモードの確認
 ウィザードの最初で「詳細モードインストールを使用する」を選択すると、追加オプションを指定できる

2.ドメインコントローラの種類の選択
 ドメインに追加のドメインコントローラを構成するため、「既存のドメインにドメインコントローラを追加する」を選択する(画面1)

画面1●ドメインコントローラの種類を選択

3.ドメイン名と管理者アカウント
 ドメインコントローラとして構成しようとしているサーバが、すでにActive Directoryのメンバーの場合は、ドメイン名が自動的に構成される(画面2)。また、ドメインユーザーとしてログオンしている場合は、ログオン中のユーザーアカウント情報が自動的に指定される。スタンドアロンサーバをドメインコントローラに昇格する場合は、ドメイン名を完全なDNS階層(FQDN)で指定し、「代替の資格情報」の「設定」をクリックしてドメインのユーザー名とパスワードを指定する。ドメインコントローラを追加する場合はドメインの管理者権限が必要だ

画面2●ドメイン名と管理アカウントを設定する

4.Active Directoryドメイン名の確認
 DNSが正しく構成されていれば、ドメイン名が表示される(画面3)。問題がある場合は、DNSサーバとTCP/IPの構成を見直してほしい

画面3●ドメイン名の確認

5.サイト名の確認
 サイトを構成していない場合には、「Default-First-Site-Name」のみが選択できる(画面4)

画面4●サイトの選択(サイト未構成のため、このままでよい)

6.ドメインコントローラ構成オプションの指定
 この構成オプションには3つの項目がある(画面5)。各項目の意味については、表1を参照のこと。また、3番目の「読み取り専用ドメインコントローラ(RODC)」については次号で解説する

画面5●ドメインコントローラのオプションを指定する

表1●ドメインコントローラの追加オプション

(次ページ、「7.動的なIPアドレスの警告」に続く)


 

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