2台目を追加して万が一に備えよう
ドメインコントローラを冗長構成にする方法とは?
2010年05月25日 09時00分更新
ドメインコントローラの追加作業
1.インストールモードの確認
ウィザードの最初で「詳細モードインストールを使用する」を選択すると、追加オプションを指定できる
2.ドメインコントローラの種類の選択
ドメインに追加のドメインコントローラを構成するため、「既存のドメインにドメインコントローラを追加する」を選択する(画面1)
3.ドメイン名と管理者アカウント
ドメインコントローラとして構成しようとしているサーバが、すでにActive Directoryのメンバーの場合は、ドメイン名が自動的に構成される(画面2)。また、ドメインユーザーとしてログオンしている場合は、ログオン中のユーザーアカウント情報が自動的に指定される。スタンドアロンサーバをドメインコントローラに昇格する場合は、ドメイン名を完全なDNS階層(FQDN)で指定し、「代替の資格情報」の「設定」をクリックしてドメインのユーザー名とパスワードを指定する。ドメインコントローラを追加する場合はドメインの管理者権限が必要だ
4.Active Directoryドメイン名の確認
DNSが正しく構成されていれば、ドメイン名が表示される(画面3)。問題がある場合は、DNSサーバとTCP/IPの構成を見直してほしい
5.サイト名の確認
サイトを構成していない場合には、「Default-First-Site-Name」のみが選択できる(画面4)
6.ドメインコントローラ構成オプションの指定
この構成オプションには3つの項目がある(画面5)。各項目の意味については、表1を参照のこと。また、3番目の「読み取り専用ドメインコントローラ(RODC)」については次号で解説する
(次ページ、「7.動的なIPアドレスの警告」に続く)
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