残るは電装系の仕上げ!
あっ!パワースイッチがネェ!
残るは電装系の仕上げのみだ。フロントパネルに開けた穴に、ヘッドライトとテールライト(鉄から言わせると、前照灯と尾灯)が実装されていない。今回使ったのは、筐体のスケールにピッタリのLED用レンズと、赤いLEDを内蔵したスイッチだ。
レンズは一般的な直径5mmサイズのLED用で、集光レンズと反射板、そしてLEDの止め具からなっている。使ったLEDは、電球色のオレンジ色。そしてテールライト用には、LEDを内蔵した押しボタンスイッチ(プッシュオンロック=オルタネイト式)を利用。いずれも秋葉原の千石電商本店の2階で購入できる。アキバに行けなくても前照灯は「LEDリフレクタ」で、尾灯は「LED スイッチ オルタネイト」で検索してみれば、工作にピッタリのモノを見つけられるハズ。
なお写真のスイッチとレンズは、フチ周りをあらかじめシルバーでペイントしている状態だ。これらのパーツを差し込んでみると……。
おお!さらに583系になったぞ! ちなみにテールランプの左側は、ヘッドライトのON/OFF、右側がテールライトのON/OFFになっている。あとは配線をしてやるだけだ。
電源にはPCの5Vを利用するため、ヘッドライト用のLEDには300Ωの抵抗を入れている。LEDの長いほうの足をカットして、そこに抵抗を半田付け、さらに+5Vの配線を左右と屋根上のヘッドライドに行なう。
テールライトに使うLED兼スイッチは、まずLEDを配線。テスターを当てて、スイッチから出ているどの足がLEDのプラスとマイナスになっているかを調べよう。またテールライトはヘッドライトに比べぼんやり光るので、ここでは1kΩの抵抗を入れている。仕上がりはチョット暗めだったので、300Ωや500kΩあたりに変更してもいいかも?
なおLEDの短い足(マイナス)は、ヘッドライトもテールライトもすべてまとめて、1本のGNDの電線に集約させればOK。
最後は左右のスイッチで、ヘッドライトとテールライトにそれぞれ5VをON/OFFできるように配線する。
と、ココまで作って致命的なミスを発見!
リセットとパワースイッチがネェ~~~~~ッ!
ということで、スカートのジャンパ線(各車両を接続するための電線類)に紛れ込ませて、パワーとリセットボタンを組み込んでみた。
幸いUSBコネクタやヘッドホンジャックなどが、ジャンパ線っぽく見えるデザインだったので、後付けながら初めから設計されたかのような仕上がりにできた(笑)。いや~、俺って天才かも? ほぼ9割がたの電装も終わったが、パワーランプに相当するものをつけていない。これはヘッドマークを照らすライトをパワーランプにするためだ。ソレにちょうどイイのが、自動車用のLED式ルームランプ。
自動車用なので電源は12V。幸いPCには12Vの電源があるので、これに直結すれば、速攻でパワーランプになる。さっそく自動車用のコネクタをニッパで切断して、PCから12Vの電源を取れるように改造しよう。
ランプ本体は、粘着テープでどこにでも貼れるようになっているので、ヘッドマークの後ろになる部分に固定するだけだ。
そして完成したのが、コレだ!
(次ページへ続く)