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120Hz倍速補間表示搭載の液晶ディスプレーが三菱から

2010年05月18日 15時43分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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RDT232WM-Z

Diamondcrysta WIDE(RDT232WM-Z)

 三菱電機は18日、フルHD表示対応の23型ワイド液晶ディスプレーの新製品「Diamondcrysta WIDE」(RDT232WM-Z)を発表した。パソコン用ディスプレーとしては業界初の120Hz倍速補間機能を搭載する。価格はオープンプライス。

 RDT232WM-Zは、23型ワイドサイズのTN液晶パネルを搭載する液晶ディスプレー。表示解像度は1920×1080ドット。パネルは光沢タイプである。

 最大の特徴は、動画表示を滑らかにする倍速補間技術「倍速クリアピクチャー」の搭載にある。映像の解像感を高める超解像技術を実現する「ギガクリア・エンジン」との組み合わせにより、60Hz(毎秒60コマ)の映像の各コマを超解像技術により鮮明さを増したうえで、各コマ間の動きを予測して、補正イメージを生成。コマの間に補正イメージを挿入する120コマ表示により、大型液晶テレビのように高品位の動画表現を実現している。

 実機によるデモを見比べたところ、120Hz駆動をうたう他社製品の表示と比較しても動画の滑らかさには明らかな違いがあった。

 また、ギガクリア・エンジンによる超解像表示を改良し、効果の幅を10段階で変更できるようになったほか、パソコン側ソフトウェアと組み合わせて、画面上の任意の領域のみに超解像技術を適用する「ギガクリア・ウインドウ」といった機能も備える(ギガクリア・ウインドウの対応OSはWindows 7/Vista)。

 映像入力はHDMI入力×2、DVI-D入力(HDCP対応)、アナログRGB入力、D5入力の5系統を装備。主画面上に子画面で別の入力を表示するPinP機能にも対応する。PinP機能自体も強化され、同社従来製品ではできなかった、デジタル入力2系統での子画面表示も可能になっている(HDMI×DVIなど、HDMI×2は不可)。

AV系の端子は左側面に並ぶ

HDMI入力や音声入力(RCAピンジャック)といった、抜き差し頻度が比較的高いAV系の端子は左側面に並ぶ。DVI-DとアナログRGBは裏面下部に。100×100mmのVESAマウントにも対応

 そのほかにも、シネマモードやゲーム用のスルーモードなど、多彩な機能を搭載する。3W+3Wのステレオスピーカーも内蔵。リモコンも付属する。

 本体付属のスタンドは、スタンド後部を外して壁寄せ設置を可能とする「壁寄せスタンド」機能があるほか、ブロックを積み重ねて画面の高さを3段階に調整できる「ブロックネック」の機能も備える。

 予想実売価格は5万5000円前後。発売日は6月11日の予定。

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