機能をチェック! インターフェイスには多少の難あり
上側のソフトキーを押すとトップメニューになる。撮影モードを始め、機能ごとに分かれている
画面インターフェイスに関しては基本的にトップメニューから各項目にアクセスする必要があり、少々手間がかかる。ISO感度やDレンジオプティマイザー、オートHDRなど、撮影中に設定を切り替えて効果の違いを見たいと思った場合、トップメニューからアクセスしなおさなければならない。
従来のαシリーズでは、撮影中の画面から僅かな操作で様々な項目に簡単にアクセスできる機能が搭載されているが、今回のNEXでは同様の操作の搭載は見送られている。メニュー内の項目も下方向にスクロールしていくと一番下の項目で止まってしまうが、一番下の項目選択時にさらに下方向にボタンを押した場合には一番上の項目に戻ってきてほしいと思うのだがいかがなものだろう。
操作性はαシリーズを始めとするデジイチよりはコンデジであるサイバーショットに近く、カメラ設定を弄らないのが基本姿勢のようだ。
積極的にシーンに合わせてカメラの設定を変えて撮影したいと思う場合には設定変更の手間が気になる所だ。
撮影モード
コントロールホイールの動きに合わせて画面の中のダイアルの絵が回る。撮影モードに対する機能が左側に説明される。用意されているのはプログラムオート、絞り優先オート、シャッター優先オート、マニュアル、おまかせオート、シーンセレクション、人物ブレ軽減、スイングパノラマ、の8つ
カメラ
「カメラ」設定ではカメラの動作に関する項目が並ぶ。AF関係やスマイルシャッターの設定、スイングパノラマの方向や情報表示の切り替えが可能
フォーカスエリアの切り替えは任意の場所を決めるフレキシブルスポット、中央重点、マルチの3つが選択可能
フレキシブルスポットでは、コントロールホイールの上下左右ボタンを押してピント位置を決めることができる。確定した後もフォーカス設定で位置の再選択は可能だが、他のフォーカスモード(マルチや中央重点)に切り替えるにはトップメニューに戻り、カメラの項目から「オートフォーカスエリア」を選択し直す必要がある
画像サイズ
画像サイズ設定。記録サイズや縦横比、画質、動画の画質設定が可能
明るさ・色あい
「明るさ・色あい」の設定。露出補正やホワイトバランス、測光モード、Dレンジオプティマイザー/HDR、クリエイティブスタイルの設定が行なえる
Dレンジオプティマイザー、及び、オートHDRの設定では、2つのうちのどちらかを選択するか、オフにできる
本体下方のボタンに割り当てられている「オプション」ボタンを押すと、DレンジオプティマイザーはオートかLv1-5までで強弱の設定が行なえる
同様にオートHDRもオートか1EV-6EVまでの設定が可能。どちらも一度設定を行なってしまうと機能を再設定するにはトップメニューから入り直さなければいけない