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今週末の筑波でお披露目!

自動車ディーラーがレールガン痛車を作っちゃった!

2010年05月14日 21時36分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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ネッツトヨタ高崎×尾林ファクトリーのコラボ企画

 まさか痛車ブームもここまで来るとは! これまではクルマを購入したオーナーが痛車にしていたし、ショップのデモカーもそのショップの所有物だった。しかし、今回紹介する痛車は自動車を販売する側であるディーラーが率先して痛車化したものなのだ。そんな勇気あるディーラーはネッツトヨタ高崎。展示されているクルマが痛くなるなんて、胸が熱くなる!

 「お店のクルマを痛車化したい」そんなオーダーが尾林ファクトリーに寄せられたのは、今年の1月に開催された東京オートサロンのとき。それから紆余曲折あり、ようやく痛車化するに至ったのである。ネッツトヨタ高崎の社長の承認をもらい、痛車の題材となる「とある科学の超電磁砲」の権利元からの許可も得て、最後に尾林ファクトリーの協力を仰ぎ、完成したプロジェクトなのである!

これがベースとなる、トヨタ・bB。若者を中心にヒットしたコンパクトカーだ

 尾林ファクトリーの松川氏から「ディーラーがレールガンの痛車を作っちゃいますよ」と教えてもらっていたので、筆者はてっきり全キャラが総出演のデザインなのかと思っていた。しかし、取材先で見たデザインはなんと美琴オンリー! この理由は単純で、

 ネッツトヨタ高崎の担当者が好きだから

 うむ。納得! 「好きだから貼る」という痛車の基本をわかっている担当者だ。

 さて、このレールガン痛車。16日に筑波サーキット・コース1000で開催される「走ってなんぼ!? 2010」(イベント詳細)でお披露目されたあとは、そのままネッツトヨタ高崎まで自走で帰り、このまま展示されるという。残念ながらこのままの販売はないとのことだが、せめて試乗くらいはさせて欲しいものだ。

 それでは、純白のbBが美琴仕様になるまでを紹介しよう! 実物は筑波サーキットで!

とある痛車の施工作業

ASCII.jp読者には説明不要かもしれないが、御坂美琴は「とある魔術の禁書目録」ではヒロインのひとりだったが、「とある科学の超電磁砲」では主人公に昇格した人気キャラ。電撃使い(エレクトロマスター)という設定を活かして、ベースデザインは稲妻のバイナルを使っている

コインでかっ! それはともかく、このように大きなシートはひとりでは貼れない。また微調整しながら貼り付けていくので、かなりの重労働だ

リアウィンドウには美琴の名前が刻まれる

bBとはビリビリの略だったのか。なるほど!

bBのボンネットはセダンやクーペなどと違って大きくないため、シートを貼れる面積が限られてしまう。そんなボンネットにはアンニュイな美琴をライドオンさせ、内側までシートを巻き込んでしっかりと貼り付ける

美琴を貼り終わったら、お馴染みのロゴを慎重に貼っていく。これがかなり細かい作業で神経を使うのだ。最後にワンポイントとして校章を付けてフロントは終了

ナンバープレートカバーには「ネッツトヨタ高崎公認」とある。この痛車の正式名称は「御坂美琴bB」だ

ネッツトヨタ高崎の担当者と尾林ファクトリーで何度も何度もデザインが煮詰められたという。これは最終デザインなのであまり指示が入っていないが、当初は直しで真っ赤だったらしい

完成! レールガン痛車!
16日の筑波サーキットでデビュー!

 これが完成した「御坂美琴bB」。こんな派手なクルマがディーラーに置かれるのである。ルーフにも美琴がいるので、見逃すな! 痛車効果で少しでもクルマ好きの若者が戻ってきてくれることを祈ろう。


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