このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

仕事を乗り切る、BizTools 第4回

価格帯別、注目5製品を比較

いま買っていい、ICレコーダー5機種

2010年05月14日 09時00分更新

文● 後藤宏

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

聴きやすさか機能性か、重視するポイントで選択

 さて、携帯性に優れたICレコーダーを5モデルをピックアップして、項目ごとに比較をしてきたが、気になるモデルは見つかっただろうか?

今回紹介した製品の主なスペック
製品名 LS-11 ICR-PS502RM ICD-SX950 DR-08 RR-US591
メーカー オリンパスイメージング 三洋電機 ソニー ティアック パナソニック
実売価格 4万5000円前後 1万3000円前後 2万5000円前後 1万9000円前後 1万3000円前後
サイズ(W×D×H) 48×22.4
×131.5mm
35.4×13.9
×103mm
31.3×15.4
×130mm
37×15
×139.5mm
39×16.8
×110.6mm
重量 約165g 約53g 約77g 約56g 約65g
記録形式 リニアPCM、WMA、MP3 リニアPCM、WMA、MP3 リニアPCM、WMA、LPEC リニアPCM、MP3 MP3
記録媒体 内蔵8GB、SD 内蔵2GB、microSD 内蔵8GB SD、microSD 内蔵4GB
電源 単3電池×2、ACアダプター 単4電池×1、ACアダプター 単4電池×2、ACアダプター 単4電池×2 単4電池×2
インターフェース USB/SD USB/microSD USB USB USB

 今回ピックアップした中で、鮮烈にスペックの差を感じたのは、やはり『LS-11』だ。録音した音声の聴きやすさが抜群によく、ほかのモデルとは一線を画した性能だった。あらゆるシーンで役立ってくれるだろう。とはいえ、これは順当に価格の差が表れた結果だと言えるだろう。

 続いて、音声データが聴きやすかったのは『DR-08』である。『LS-11』に比べると若干こもった感じの音質だったが、ノイズがしっかりと低減され、会話の聴き取りも容易だった。またノイズカットに関しては物足りなさを感じるものの、音声を拾うことに関して抜群の実力を見せたのが『ICD-SX950』である。会話の後ろで発せられた音声など、距離が離れている場所の音声もバッチリ拾う。高感度を要求される場所での録音なら、うってつけのモデルだ。

 一方『ICR-PS502RM』と『RR-US591』は、上記の3モデルに比べれば、音質や感度の面で見劣りするものの、エントリーモデルということを考えれば、十分なコストパフォーマンスを発揮している。『ICR-PS502RM』はUSB端子を内蔵してPC連携に優れているし、『RR-US591』はセキュリティー機能を備え、紛失してしまったときも安心だ。それぞれ、個性的な機能を装備している。

 音質を重視するか、コストパフォーマンスを重視するか、重視するポイントによって選べばよいだろう。

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ