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T教授の「戦略的衝動買い」 第98回

やっと出会えたオフタイムの財布「アルジャン・ショート」

2010年05月13日 12時00分更新

文● T教授

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2cmの差が重要

 実はこのアルジャンも2度買い直している。

 最初に新丸ビルのお店で偶然見つけて購入したのは、カード入れ兼小銭入れの「アルジャン」だった。しかし、このアルジャンでは、大きな日本の紙幣は三つ折り以上にしなければきれいに収納できない点が引っかかった。

 筆者はオンとオフを切り替えるたびに、財布の間で紙幣を移動させている。だからヴィトンとアルジャンの間で紙幣を移すたびに、折ったり戻したりする作業が必要だった。大したことが無いようで、これが結構面倒くさい。

 そんなある日、アルジャンによく似た少し背の高いアルジャン・ショートという財布があることをウェブで知った。早速購入して送られてきたアルジャン・ショートは、完璧に筆者の理想の財布だった。内側の小銭入れと、それを包み込む様な札入れの二重構造になっており、紙幣も二つ折りにするだけで収納可能だ。

アルジャン・ショート(写真左)は幅10.5×高さ10×奥行き1.5cmと正方形に近い外観。右側のアルジャンは、幅11×高さ8×奥行き1.5cmという幅が少し広く、高さが低い。この高さ2cmの差がお札に効く

かなり膨れあがった筆者のアルジャン・ショート。手触りもよく極めて持ちやすい

中央が小銭入れ、挟むように「お札」とクレジットカード、その他を収納した

 内側の小銭入れは収容力が高く、財布全体を丸めるように握ることでジッパーの開いた開口部分が丸くなるので、取り出す小銭を選ぶのも簡単だ。ナスカン付きのベルトフックはジーンズなどのお尻側のベルトループに通して、必要なときに財布だけを取り外すこともできる。

11万7160円のキャッシュとクレジットカード類5枚、名刺4枚、小さなミントサイズのメモ1冊、ファーバーカステルの小さなボールペン1本の全部が収納できた

小銭入れの底面は外側の財布から離れているので、写真のように紙幣を挟み込んで収納することも可能だ。便利なアイデアだ

 アルジャン・ショートを手に入れたために、財布ジャンルにおける筆者の衝動買いは早くも終止符を打った。同時に「小銭恐怖症」と「レジ恐怖症」も嘘の様に忘れてしまった。

試行錯誤を繰り返したオフ用財布選びの長い道程も、アルジャン・ショートで終わりだ


今回の衝動買い

アイテム:アルジャン・ショート
価格:3465円


T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

 

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