このページの本文へ

仕事を乗り切る、BizTools 第1回

電子辞書選択のキモ

電子辞書とICレコーダーでビジネスをスマートに乗り切る!

2010年05月11日 19時33分更新

文● 後藤宏

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

携帯性──本体の「ウスカル」を要チェック!

 ジャケットの内ポケットなどに入れて、常に持ち歩くなら、なるべくコンパクトなモデルを選びたい。とはいえ、ディスプレーが小さく、閲覧しにくくなっては本末転倒だ。5インチ前後の液晶を搭載したモデルが実用的。

 そこで注目したいのは「ウスカル」だ。ディスプレーサイズが大きくても、より薄く、軽いモデルなら、携帯性も向上する。今回ピックアップしたモデルは、重量が200g前半~300g前半で、薄さは20mm前後。内ポケットにもすんなり入るコンパクトさを実現している。つねに持ち歩いて使うアイテムだけに、携帯性はチェックしておきたいポイントだ。

 携帯性はサイズだけでは決まらない。バッテリー駆動時間も、気になる点ではある。とはいえ、現在市販されている電子辞書は、連続使用で少なくとも約20時間は駆動時間が確保されており、約70時間以上のモデルも少なくない。

 実際に利用する場合には、長く使っても1回数十分程度。短いモデルでも2~3日、長いモデルなら1週間程度は使える。長時間駆動モデルにこしたことはないが、バッテリー駆動時間で不便さを感じることは少ないだろう。

注目4機種のバッテリー駆動時間
機種名 バッテリー駆動時間 計測条件
XD-A10000 約80時間 入力・検索4分間/スピーカーで1分音声出力/英和辞典の訳画面55分間表示を繰り返したとき。
V330 約78時間 5秒間10文字以内の入力と"訳・決定"キー入力を繰り返し、55秒間待つ場合。
PW-AC910 約100時間 カード非装着、使用温度25度。1秒1キー操作で"dictionary"と入力して英和訳画面を表示。5分間繰り返し、連続表示を55分間行なったとき。表示の明るさ3で、表示状態になった30秒後に表示が暗くなる設定。
SR-S9002 約23時間
(Li-ion)
約12時間
(単4電池)
繰り返し表示は1時間あたり表示状態を55分、検索を5分間行なった場合。音声を使用しない。

CHECK POINT セイコーインスツルの『SR-9002』のみバッテリー駆動時間は約23時間と短いが、それでも2~3日は利用できるだけの余裕はある。1日充電できない程度なら、バッテリーを気に掛ける必要はない。

カテゴリートップへ

この連載の記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ