左右対称タイプなら、ケンジントンの「ExpertMouse OpticalBlack」がお勧め。Cordless Optical TrackManよりも大きな、直径55mmのボールを中央に備えている。ボールの操作は人差し指から薬指の3本全体でするような感じだ。ボールが大きい分、ポインターを大きく動かすのも簡単。もちろん、指先を使って細かい操作も可能だ。
ボールの周りにスクロールリングを備えており、マウスのホイールのように使える。ちょうど親指や薬指が触れる部分なので、意識せずに利用できる。4つのボタンは初期設定では、左下がクリック、右下が右クリックボタン、左上がスクロールボタン、右上が戻るボタンとなっている。スクロールボタンは水平スクロールにも対応している。
マウスを操作する場所が確保できずに不便を感じているなら、トラックボールをぜひ使ってみてほしい。安い製品なら4000円くらいから手に入る。便利さを体感できたら、今回紹介した高級機種を使ってみよう。長時間のパソコン操作も苦にならなくなるはずだ。
マウスはガラスの上でも使えるモデルで決まり!
パソコンを使う場所に十分なスペースがあるなら、マウスを使っている人がほとんどだろう。マウスもパソコンの操作性を大きく左右するデバイスなので、長時間作業するならこだわって選びたい。最近では、パソコンに付属するマウスの品質も向上しているが、それでも優れた市販品に比べれば使い勝手はイマイチ。本格的に使うなら、しっかりした製品を手に入れよう。
量販店に行けば、多数のメーカーから数え切れないほどのマウスが販売されている。筆者の場合、以前はデスクトップ用にマイクロソフト製、モバイル用にはサンワサプライ製などのマウスを使っていた。しかし、4年ほど前に高速スクロール機能を搭載したロジクールの「MX Revolution」が登場してからは、デスクトップではロジクール製のマウスを使うようになった。
MX Revolutionはホイールを軽く回すだけで、どんなに長いウェブサイトやExcelのワークシートでも、即座に一番下まで動く操作性が快感だった。そして、2009年には、ガラス面でも使えるマウス「Performance Mouse M950」と「Anywhere Mouse M905」が、これまたロジクールから登場し、筆者の環境ではロジクール一色となってしまった。本来は複数の製品を使って、経験値をためたいところだが、「今までに使えなかった場所で使える」というメリットには抗えない。
M950のレビューは以前にも掲載している。もちろん極限まで滑らかなガラス上では使えないし、ガラスの厚みは「4mm以上必要」となっている。しかし、一般家庭にあるガラステーブルなら、問題なく利用できる。時々、ガラスの上だと反応が鈍いこともあるが、ストレスがたまるレベルではない。メインで使っているデスクはガラス製ではないが、大は小を兼ねるということで、M950を利用している。
あえてネックを言うなら、本体がやや大きくて、価格が1万2800円と高い(ロジクールオンラインストア価格)点だろう。とはいえ、今でも究極のマウスであることに変わりはない。他のメーカーもがんばって、ガラスの上でも快適に使えるマウスを出してほしいものだ。そうすれば選択肢が増えるし、価格も安くなるかもしれない。
この連載の記事
-
第342回
トピックス
低解像度の古い写真を高画素化するAI「Topaz Gigapixel AI」で印刷品質にするワザ -
第341回
iPhone
iOS 16で変わった時計のフォントは変更可!? ロック画面を思いっきりカスタマイズしよう -
第340回
スマホ
バッテリー消耗問題が解決したiOS 15.4の新機能をチェックする -
第339回
スマホ
新顔のスマートリモコン「Nature Remo mini 2」で家中の家電をスマホでオンオフするワザ -
第338回
iPhone
格段に進化したiOS 15! イチオシの新機能10を一挙紹介 -
第337回
トピックス
標準機能が充実しているVivaldiブラウザーに乗り換えればウェブ閲覧が超快適になる -
第336回
トピックス
3000円以下で手に入る防水防塵ナイトビジョン対応の高性能監視カメラ活用術 -
第335回
iPhone
スマートトラッカーの決定版「AirTag」を活用して探し物を即見つけるワザ -
第334回
トピックス
今年ブレイクの予感!? ありとあらゆる情報を一元管理するサービス「Notion」がイチオシのワケ -
第333回
トピックス
もっと便利に活用しよう! Googleスプレッドシート使いこなしテクニック 7選 -
第332回
トピックス
Windows 10標準ブラウザー「Edge」がChromeの機能を使えるようになっているの知ってた? - この連載の一覧へ