5月9日、「ガンダムネットワークオペレーション3(GNO3)」の第1クールが終わった。GNOシリーズは、「1日10分のプレイでも、ガンダムの1年戦争を3ヵ月で追体験できる」のがウリだが、GNO3では「1年戦争(ファースト・ガンダム)→グリプス戦役(Zガンダム)→アクシズ戦役(ZZガンダム、第一次ネオ・ジオン抗争)」を3ヵ月に盛り込んでいる。しかし、バランス調整など実験的な側面もあった第1クールではグリプス戦役終戦までの約2ヵ月で完結した形だ。
前回のレポートに続いて、ここではGNO3の第1クールをほぼ全体にわたって体験した筆者のハマーン様に捧ぐ愛――じゃなくて、GNO3を未体験な読者にぜひお勧めしたいポイント“GNO史上、見たことのない場面”をピックアップしてご紹介する。さらに、5月10日から始まった第2クールの追加機能や見どころも紹介するので、GNO2までの参加者でGNO3は未プレイという方はもちろん、GNOシリーズ未体験な方もぜひ付いてきてほしい!
見たことのないGNO3 その1
夢のガンダムチーム!
GNO3の2ヵ月目(6~10週目)の舞台がグリプス戦役というのは前述の通り。この時点で地球連邦軍に所属していたプレイヤーは「ティターンズ」(簡単に言えば悪役軍団。原作では連邦軍士官によるジオン残党討伐のための精鋭部隊だが、GNO3ではジオン軍からも移行できる)か「エゥーゴ」(反ティターンズを掲げる正義の味方)、ジオン公国軍に所属していたプレイヤーは「ティターンズ」か「ジオン共和国(のちにアクシズに改名)」(ハマーン様が率いる第一次ネオ・ジオン軍)のいずれか、選択した陣営に移行する。
Zガンダムを見た方ならお分かりの通り、この中での主役はエゥーゴだ。主人公のカミーユ・ビダンや、シャアが変装したクワトロ・バジーナ大尉など、そうそうたる顔ぶれが並ぶが、登場するMSもまさに主役級。「ガンダムMk-II」に「Zガンダム」、さらにGディフェンサーとガンダムMk-IIが合体した「スーパーガンダム」、「百式」に「メタス」まで登場するのだ。
しかも、このガンダムMk-IIとスーパーガンダムは、搭載値もさほど高くない一般機扱いで、3機でも4機でもペナルティなしに編成できる※。エゥーゴ陣営は必ず地球連邦軍出身だから、デラーズ・フリート時代の強力過ぎるガンダム「GP01」(地上専用)や「GP01 Fb」(宇宙専用)を引き続き生産・編成可能。つまり、「GP01 Fb」(壁)「ガンダムMk-II」(壁)「スーパーガンダム」(射撃)「百式 or Zガンダム」(射撃)といった“夢のガンダムチーム”も組めるというわけだ。(ジオン上がりの筆者には「憎たら羨ましいぞっ!」)
※一般機と制限機: GNO2では「一機制限」「二機制限」という区別があり、一機制限の機体はペナルティ(階級上昇によってペナルティ値は減少するが、最大搭載値が減る)を受ける代わりに2機まで、二機制限の機体は3機まで入れることができた。GNO3は一般機と制限機の2種類になり、中佐までは制限機をペナルティ付きで2機まで。大佐になると3機まで編成可能になる(後述)。
小説版ガンダムのエルメス3人娘や
キュベレイ量産も!?
ジオン陣営も羨むばかりではない。筆者は第1クールの後半に、いち早く大佐(戦功1000)に昇進したプレイヤーさんと任務をご一緒したのだが、NT機3機入りを編成しているではないか! 壁+エルメス×3の強力射撃な布陣は、某ゲーム版ガンダムに登場したララァ・スン+クスコ・アル+マリオン・ウェルチのNT3人娘を彷彿とさせる。
これがネオ・ジオンに移行した後ならキュベレイ×3の贅沢編成も可能だ。ZZガンダムの時代は未実装だったので「キュベレイMk-II」や「量産型キュベレイ」は出てきていないが、気分はプル・ツーたちが操るキュベレイ軍団の一斉ファンネル攻撃! といったところか。
こうした編成ができるのも、強力なNT用MS/MAやガンダムシリーズが、搭載値20前後(ジムやザクが13~14なので1.5倍。GNO2までは2倍以上と重い機体だった)と、比較的軽いおかげだ。今後搭載値や武装(NT兵器など)は見直される可能性もあるが、ガンダムファンとしてはぜひ目撃しておきたいシーンだ。
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