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iPhone/iPodでAVアンプを操作!「VSA-1020」

2010年05月11日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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動き感や広がり感を高める「ワイドサラウンド」

本体背面

本体背面。HDMI入力は背面に5、前面に1で6ポートもある

 AVアンプ本来の機能も充実している。HDMI端子はver.1.4aに対応しており、3D映像のパススルーをサポート。「Dolby Pro Logic IIz」にも対応しており、フロントハイトスピーカーを追加することで高さ方向に対する音場表現が可能になる。

 さらに新たなサラウンドモードとして注目したいのが「ワイドサラウンド」だ。これは左右のフロントスピーカーのそれぞれの外側にスピーカーを追加するというもので、映画向けの「ワイドサラウンド Movie」では動き感が、音楽再生用の「ワイドサラウンド Music」なら広がり感が強調される。

リモコンも付属する

付属のリモコン。テレビの基本操作やリスニングモードの切り替えなどもできる

 また従来からある「アドバンスド サラウンドモード」でDolby Pro Logic IIzやワイドサラウンドモードとの併用が可能になるなど、ユーザーの好みに応じた幅広いセッティングを実現している。

 バーチャルサラウンド機能の強化もポイントで、具体的にはフロントハイトスピーカー、あるいはサラウンドバックスピーカーを仮想的に再現する「バーチャルハイト」と「バーチャルサラウンドバック」の2つのモードが追加されている。5.1chから7.1chへのアップグレードは、物理的なスピーカーの設置などを考えると、決して敷居は低くない。しかしこれらの機能を利用すれば、スピーカーを追加しなくてもフロントハイトやサラウンドバックの効果を体感できる。

 iControlAVを使った操作はかなり快適。多機能化が進むAVアンプにおいて、(iPhone/iPod touchを使うかどうかはともかくとして)グラフィカルなUIによる操作は新しいトレンドになる可能性がある。また豊富なサラウンドモードやiPhone/iPodを利用した音楽再生、さらにはインターネットラジオへの対応など、最新のAVアンプの機能が存分に味わえる1台と言えるだろう。

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