スカパー!HDを含めた3番組同時録画が魅力
10倍録画の実力は!? 新「AQUOSブルーレイ」を試す
2010年05月06日 12時00分更新
シャープのBDレコとしては初!
DLNAなどネットワーク機能を搭載
もうひとつ進化ポイントは、「スカパー!HD」チューナーとの連動録画対応などのネットワーク機能。しかも、スカパー!HDチューナーとの連動録画では、DRモードのみという制限こそあるが、テレビ放送をダブル録画しながらさらにスカパー!HDの番組を録画できてしまう。
スカパー!HDチューナーとの連動録画も、これでソニー、パナソニック、シャープの3社が対応モデルを発売したことになるが、先発のソニー、パナソニックは、テレビ録画1番組+「スカパー!HD」録画という制限がある。
毎日録画する番組の数にもよるが、比較的録画数の多い筆者にとって、スカパー!HD録画時でもテレビをダブル録画できるというメリットは大きい。実際、スカパー!HD導入時に対応BDレコーダーを追加し、地デジ3番組+「スカパー!HD」同時録画の体勢を整えたにも関わらず、番組改編期にはそれでも重複する番組が生じている筆者にとって、シャープの新モデルの発売がやや遅れたのは痛恨事だった。
また、i.LINK接続によるCATVのSTBの番組の録画にも対応。CATVのSTBは今やHDDやBD内蔵モデルまでも登場し、ほとんどBDレコに近い内容のものもあるが、毎月のレンタル料がそれなりにかかってしまう。それを考えると、STBとの録画に対応したBDレコの追加というのは長期的にはコスト面で有利だ。
そして、待望のDLNAにも対応し、録画した番組を対応機器へ配信することも可能になった。もちろん「アクトビラビデオ・フル」にも対応するなど、他社のBDレコと同等のネットワーク機能が整った。このあたりは、ようやくライバルに追いついたというところでインパクトは少ないが、アクトビラビデオ・フルやDLNA対応を気にしていた人にとっては朗報だろう。
筆者の自宅でもテストをしてみたが、スカパー!HDやアクトビラビデオ・フルの設定や操作はほぼ他社のBDレコと同様。ネットワーク設定などが完了すると、スカパー!HDチューナー側でサーバー機器として認識され、録画先として指定できるようになる。
録画は放送そのままのDRモードのみだが、録画された番組自体はH.264(MPEG-4 AVC)というのも当然ながら同じだ。アクトビラビデオ・フルもインターフェス自体は同社の薄型テレビや他社のBDレコと同様で大きな違いはない。
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