スマートフォンとは別ジャンルの機器
情報発信型ユーザーに最適
IS01の発表直後、iPhoneやNexus Oneもしくは国産ケータイに近い端末を求めていたユーザーの間から失望の声が聞かれたのは事実だ。しかし前述したように、IS01はこれまでのスマートフォンとは別ジャンルの機器だろう。auのいわゆる“スマートフォン”が欲しいのであれば、(発表会で予告もされたが)今年後半以降に期待した方がいい。
一方でIS01に搭載されているOSが、スマートフォンと同じAndroidであることのメリットは大きい。Androidを使っていることで、Twitter、Facebook、Foursquare、mixiといった既存のソーシャルメディアだけでなくて、来年流行するかもしれない、まだ見ぬソーシャルメディアにもAndroid用アプリを通じて、快適にアクセスできるはずだ。そのようなソーシャルメディアを使って、情報を積極的に発信していきたいヘビーネットユーザーにとって力強いパートナーとなる端末であることは間違いない。
最後に1つ不満点を書いておくと、それはバッテリー容量。試作機で確認したところ、1400mAhとスマートフォンとしては標準的なサイズだったが、逆に言えば同レベルの動作時間しか確保していない。これまでのスマートフォンとは異なるスタイルの端末だけに、思い切って大容量のバッテリーを搭載するのも有りのように感じた。