手のひらサイズでも操作性、一覧性は上々
電子辞書にはさまざまなサイズの製品があるが、今回は常にポケットに入れておいても邪魔にならない、コンパクトサイズの「SR-G6001M」を紹介しよう。サイズは幅116.2×奥行き78.2×高さ11~19.5mm、重さは約152gと小さく軽い。ディスプレーには4型のTFT液晶パネルを搭載している。価格はオープンプライスで、直販価格は2万9800円。
ハンディサイズなので、ノートパソコンと比べると画面が小さく感じるかもしれないが、解像度は640×480ドット。iPhoneの3.4型/320×480ドットと比べると、ずいぶん広い。表示文字数は5段階に変更でき、文字のサイズを12ドットにすると106文字×34行、48ドットにすると26文字×8行を表示できる。標準設定は24ドットで52文字×16行だ。
画面はケータイとは段違いの一覧性で、情報量の多いコンテンツも気軽に閲覧できる。輝度の高い液晶ディスプレーよりも見やすく、目に負担がかからないのもいい。
キーボードはQWERTY配列になっており、パソコンと似た感覚で入力できる。SR-G6001Mはコンパクトタイプなので、キーピッチは10mmと小さい。とは言え、慣れればタッチタイピングとはいかないまでも、そこそこ素早く入力できる。電子辞書は長文を入力するわけではないので、これでも問題はない。ボディーの剛性感は高く、強めにキーを押してもたわむようなことはない。
使い方はとても簡単だ。まず、キーボード上部に並ぶコンテンツボタンを押して辞書を開き、調べたい単語を入力する。外国語はそのまま、日本語はローマ字入力で、1文字入力するとごとに候補が絞り込み表示される「インクリメンタルサーチ」機能を備える。目当ての単語が表示されたら、矢印で選んで「決定」ボタンを押せばいい。結果は一瞬で表示される。
百科事典や経済新語辞典からビジネスや
英語メールの書き方まで収録する
SR-G6001Mは同社の電子辞書の中でもミドルレンジの製品だが、それでも収録しているコンテンツは膨大だ。「ジーニアス英和大辞典 用例プラス」「オックスフォード現代英英辞典 第7版」などから、「ビジネス英語の最強フレーズ」や「英文ビジネスeメール実例集 Ver. 2.0」など、ビジネスで使えるコンテンツも充実している。
「経済新語辞典」や「日経ビジネス アソシエ ビジネスキーワード」では、ビジネスや経済のキーワードを調べられる。電話で話している時に「アカウンタビリティ」のような横文字を言われて意味がわからなくても、ほかの話題の最中にささっと調べてしまうこともできる。
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