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Windows 7へ対応し同期速度を90%高速化!効率的な管理機能も提供

「VDESK v3.0」で、自分のデスクトップを自由に持ち歩く

2010年04月28日 06時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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 4月27日、マクニカネットワークスは、米リングキューブ(RingCube)の仮想デスクトップソリューションの新バージョン「VDESK v3.0」を5月10日より出荷すると発表した。今回のバージョンからVista/XPに加えて、新たにWindows 7に対応し、幅広いWindowsプラットフォームでの利用が可能になっている。

「VDESK v3.0」ではWindows 7/Vista/XPのプラットフォームを使用できる

 本製品は、ユーザーのデスクトップ環境を、アプリケーションやデータ、各種設定のすべてを含んだ状態でOSから分離し、「VDESK ワークスペース」という仮想ワークスペースとしてカプセル化。そしてVDESK ワークスペースを、USBメモリやネットワークHDDなど各種ストレージやVDI(Virtual Desktop Infrastructure)にインストールして利用するというもの。これだけで、あとはどのPCからでもVDESK ワークスペースを起動すれば「いつでも」「どこでも」、自分のデスクトップ環境を実行できるようになる。

仮想デスクトップの管理システムイメージ

 さらに、オフラインのPCでも動作する。オフラインの環境でデータの変更や追加・削除をしても、次回のネットワーク接続時にVDESK管理サーバーにVDESKワークスペースの同期やバックアップが行なわれる仕組みだ。

 本バージョンでは、仮想デスクトップの管理システムの階層化を実装。これにより、マスターとなるVDESK管理サーバーから、国内や社外に設置されたVDESK管理サーバーをスレーブとして扱い、一括してシステムの定期的な差分確認ができるなど、効率的なシステム管理を提供する。

 さらにファイルサーバーの「分散配置」にも対応しており、モバイルシンクやネットワークブートも、リモートアクセス先の拠点で高速に処理な処理も実現している。毎日行なう仮想デスクトップイメージの同期とバックアップの処理時間は従来製品の平均60%まで削減し、Windows7では90%高速化したとしている。

 価格は1ユーザーあたり3万9800円。スターターキット(25ユーザー、管理サーバーソフト込み)では、99万8000円となる。

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