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最新パーツ性能チェック 第93回

ついにAMDも6コアへ! 「Phenom II X6」はどれだけ凄い?

2010年04月27日 19時00分更新

文● 宇野 貴教

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CINEBENCH R10

 CGレンダリングのパフォーマンスを計測するCINEBENCH R10はSingle CPUの結果に注目してもらいたい。定格の動作クロックはPhenom II X4 965 BEのほうが上だが、Phenom II 1090T BEのほうが高いスコアとなっている。これはTurboCore機能が動作し、コアクロックが引き上げられたためだ。このテスト中の動作クロックは定格3.2GHzから3.6GHzに上昇していたので、もう少し高いスコアになってもいいはずだが、クロックをモニタリングしているとかなり小刻みに3.2GHzと3.6GHzを行き来していた。そのため、常時3.6GHzのパフォーマンスは得られていないようである。このあたりは改良を望みたいポイントだろう。

CineBench10(単位:score)

CineBench10(単位:score) better→

PCMark Vantage

 Windowsのトータルパフォーマンスを計測するPCMark Vantageでは、トータルスコアはPhenom II X4 965 BEよりも微増にとどまるが、マルチスレッドが有効なTV and MovieやGamingのテストにおいてスコアが大きく伸びている。Windowsの動作速度に劇的な変化はないものの、有効な処理においてはパフォーマンスアップが期待できる。

PCMark Vantage(単位:score)

PCMark Vantage(単位:score) better→

3DMark Vantage

 3Dゲーム性能を計測する3DMark Vantageのテストでは、やはりGPU性能はほとんど変わらない。ただ、CPUスコアの伸びは良好なので、3DゲームでもCPU依存率の高いマルチスレッド対応ゲームならば、大きな効果を期待できるだろう。

3DMark Vantage(単位:score)

3DMark Vantage(単位:score) better→

(次ページへ続く)

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