ノイズを増やさず解像感をアップする「超解像技術」
撮像素子は従来と同じ約1210万画素のLive MOSセンサーのままだが画像処理を行なう映像エンジンが「ヴィーナスエンジンHD」から「ヴィーナスエンジンHD2」へと進化した。
これに伴い、同社のコンデジですでに採用されている「超解像技術」が採用された。撮影画像をエッジ、ディテール、グラデーション部に分類し、立体感や質感など、それぞれの部分に合わせた処理を行なうことでより高画質化を実現している。
超解像サンプルその1
超解像サンプルその2
超解像処理をかけることでノイズが増えることなくシャープネスが向上するため、解像感が上がったように見える。遠景で風景を撮る場合などは効果的だろう。
そのほかの撮影機能はG1をほぼ踏襲している。色調を自分好みに調節できるお馴染みの「マイカラーモード」と「フィルムモード」も引き続き搭載。名称は違うがどちらも似たような効果が得られる。
マイカラーの撮影サンプル
フィルムモードの撮影サンプル
マイカラーモードはシーンモードのように撮影モードに存在するのでシャッターや絞りの操作は行なえない。フィルムモードでは各撮影モードで使用可能なのでシャッターや絞りの効果と合わせて使用することができる。
それぞれのモードではプリセットされた項目以外にも自分で各パラメータを調整して新たな発色傾向を見つけ出すことも可能だ。