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ガラケーはやっぱりスゴイ! ケータイの機能をとことん調べてみた 第15回

タッチケータイのソフトウェアテンキーで文字入力する

2010年04月26日 16時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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ソフトバンクの2台は群を抜く結果に!

 さて入力の結果が以下の表だ。画面サイズも参考に入れている。ソフトバンクの2台は、他機種よりも明らかに速いのがわかる。ハードキーの940Nの数字に近い。これは後述するが文字の入力が速いというより、「英字」「数字」の変換が簡単だからというのが大きい。ソフトキーを押したときの反応はどの機種もよく、短い文章ならストレスも感じないだろう。

  最速タイム 画面サイズ
ドコモ「F-04B」 手書き入力 3分52秒3 3.4型
ソフトキー 3分54秒2
ドコモ「SH-03B」 ソフトキー 3分20秒1 3.7型
au「Sportio water beat」 ソフトキー 3分40秒1 3型
ソフトバンク「941SH」 ソフトキー 2分36秒5 4型
ソフトバンク「940SC」 ソフトキー 2分48秒5 3.5型
【参考】ソフトバンク「940N」 ハードキー 2分40秒3 (3.2型)

 それでは各機種の特徴を見てみる。

手書き入力は変換不要! ドコモ「F-04B」

 ソフトキーと手書きの2種類の入力を行なったが、数字には表れない「手書き」の魅力がある。それは「変換の手間が非常に少ない」ということだ。他機種では操作に慣れないうちは、どのボタンを押して変換するのか迷ってしまう。しかし手書きなら、漢字も英数字も「書く」だけでいい。今回は数字を全角にしたので、その変換があったのは不利。

 また「16」という二桁の数字を入力する場合は、「1」と「6」に分けて入力する必要があった。ソフトキーでは気にならないが、手書き入力だと「16」と一度に書きたくなる。

 一方、ソフトキーの入力は独自の2タッチ入力。とくに濁音のついた「が」「ぎ」といった文字は「か」を入力したあとに、専用のキーを押して入力する。普通のテンキーと同じように、「か」のあとに「゛」を入力したほうが、入力速度は速かったかもしれない。また全角の「・」は記号キーに切り替える必要があるのも不利だった。

 結果、ソフトキーよりも手書きのほうがわずかに速く、また入力中のイライラも手書きは圧倒的に少なかった。

F-04Bは手書き入力にも対応するが、テンキー風入力ではポケベル打ち的な独自の2タッチ入力を採用する

普通のケータイの入力に非常に近い ドコモ「SH-03B」

 画面を切り替えて入力する手間がなかったのが便利だった。たとえば「・」もそのまま変換して入力できるし、全角の英数時も文字種を切り替えてから入力する必要が無い。

 一方でタイムが伸び悩んだのは、「決定」「変換」のボタンが小さく、押しにくかった点。間違って入力してしまうと、タイムロスとなる。逆に「CLR」が大きいので、間違って入力した文字を、すぐに消すのは簡単ではあった。画面を横にするとソフトキーが大きくなるので、そちらのほうが便利かもしれない。

「変換」などのキーが小さくやや使い勝手が悪い以外は、基本的には通常のケータイでの入力に近い

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