ソフトバンクの2台は群を抜く結果に!
さて入力の結果が以下の表だ。画面サイズも参考に入れている。ソフトバンクの2台は、他機種よりも明らかに速いのがわかる。ハードキーの940Nの数字に近い。これは後述するが文字の入力が速いというより、「英字」「数字」の変換が簡単だからというのが大きい。ソフトキーを押したときの反応はどの機種もよく、短い文章ならストレスも感じないだろう。
最速タイム | 画面サイズ | ||
---|---|---|---|
ドコモ「F-04B」 | 手書き入力 | 3分52秒3 | 3.4型 |
ソフトキー | 3分54秒2 | ||
ドコモ「SH-03B」 | ソフトキー | 3分20秒1 | 3.7型 |
au「Sportio water beat」 | ソフトキー | 3分40秒1 | 3型 |
ソフトバンク「941SH」 | ソフトキー | 2分36秒5 | 4型 |
ソフトバンク「940SC」 | ソフトキー | 2分48秒5 | 3.5型 |
【参考】ソフトバンク「940N」 | ハードキー | 2分40秒3 | (3.2型) |
それでは各機種の特徴を見てみる。
手書き入力は変換不要! ドコモ「F-04B」
ソフトキーと手書きの2種類の入力を行なったが、数字には表れない「手書き」の魅力がある。それは「変換の手間が非常に少ない」ということだ。他機種では操作に慣れないうちは、どのボタンを押して変換するのか迷ってしまう。しかし手書きなら、漢字も英数字も「書く」だけでいい。今回は数字を全角にしたので、その変換があったのは不利。
また「16」という二桁の数字を入力する場合は、「1」と「6」に分けて入力する必要があった。ソフトキーでは気にならないが、手書き入力だと「16」と一度に書きたくなる。
一方、ソフトキーの入力は独自の2タッチ入力。とくに濁音のついた「が」「ぎ」といった文字は「か」を入力したあとに、専用のキーを押して入力する。普通のテンキーと同じように、「か」のあとに「゛」を入力したほうが、入力速度は速かったかもしれない。また全角の「・」は記号キーに切り替える必要があるのも不利だった。
結果、ソフトキーよりも手書きのほうがわずかに速く、また入力中のイライラも手書きは圧倒的に少なかった。
普通のケータイの入力に非常に近い ドコモ「SH-03B」
画面を切り替えて入力する手間がなかったのが便利だった。たとえば「・」もそのまま変換して入力できるし、全角の英数時も文字種を切り替えてから入力する必要が無い。
一方でタイムが伸び悩んだのは、「決定」「変換」のボタンが小さく、押しにくかった点。間違って入力してしまうと、タイムロスとなる。逆に「CLR」が大きいので、間違って入力した文字を、すぐに消すのは簡単ではあった。画面を横にするとソフトキーが大きくなるので、そちらのほうが便利かもしれない。
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