豊富な端子類を搭載
TinkPad W701dsは、端子類の多さも特徴のひとつだ。USB端子は計5ポートあり、そのうち1ポートがUSB 3.0、もう1ポートはeSATAとのコンボ端子となっており、IEEE 1394端子も搭載している。
また、机での作業時にさらに大きな解像度のディスプレーやプロジェクターにつなぐ際には、背面に設置されたアナログRGB端子(ミニD-sub15ピン)、DVI-D、DisplayPortの3系統のディスプレー出力端子を利用可能だ。
外部出力時の解像度は、従来2048×1536ドットだったが、DVI-Dと新たにDisplayPortでの出力が可能となり2560×1600ドットに対応した。CADで作成した細かい設計図を映し出す際に、大画面出力で見やすく表示できるメリットもある。ただし、ミニD-sub 15ピンでは1600×1200ドットになる。
ツール類は現行のThinkPadシリーズと同様に、ハードウェア診断や高度なバックアップ機能、素早くパフォーマンスを変更できる電源管理機能などを利用できる独自ツール「Lenovo ThinkVantage」を搭載している。
なかでも、「Lenovo ThinkVantage Rescue and Recovery」は、手軽に現状のシステムを丸ごとバックアップ・復元が可能。信頼性を重視するワークステーションには、有益な機能だろう。OSやソフトウェアに更新パッチを適用した際に不具合が発生しても迅速に元の状態に戻せる点も安心だ。
リカバリーは、付属ツールの「Lenovo ThinkVantage Recovery Media」を使用してHDD内のリカバリー領域から行える。OSはWindows 7 Professional 64bit版のみとなるが、同OSにはXPモードやXPへのダウングレード権が付属するので、XPでないと動作しないアプリケーションを使用する場合でも、現状の環境に合わせた対応が可能だ。
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