荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第149回

住宅街をぶらっと猫撮り歩き！

不況で空き地になった場所も猫には天国!?

広い駐車場のど真ん中で日向ぼっこ。後ろに写ってるのはベンツですな。この猫は後ろに見えてるおうちが飼ってる……ってことはないだろうな（2009年4月 ニコン D90）

　駐車場の猫は車のナンバーに注意。写っちゃったのでぼかしてある。竹藪を持ってるような大きなおうちの前の広い駐車場のど真ん中で日向ぼっこしていた。

　住宅街猫はのんびり歩いてるときの方が見つけやすい。お庭にカエルの置物があったのでその前にきた時を見計らってローアングルで。

たまたま歩いてて発見。後ろのカエルの置物がなかなかラブリー（2008年4月 富士フイルム FinePix S100FS）

　世田谷も不況のせいか、空き地をちらほら見かけるようになった。密集した住宅街にぽこんと空間が空いている。大抵はすぐ売買されたり、広い土地なら小さく区切って分譲住宅になったりするが、たまに放置されてる区画がある。

　人は入ってこないしフェンスに囲まれてるし雑草ぼうぼうだしで猫には天国だ。

「やあ」って挨拶したくなる猫。自転車で坂をひいひい言いながら上る途中で発見。ちょこっと顔を出したところが可愛い（2010年3月 パナソニック LUMIX GH1）

　「ここはおれの土地だからはいってくるな」とじろっと睨まれた。

　そうそう。庭付き一戸建てが並ぶ高級住宅街へ行けば高級そうな猫がいるかというと、いません。そういう血筋を誇るような猫は家の中で飼われていて、外には出てこないからだろうね、たぶん。

筆者紹介─荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』（MdN）、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』（翔泳社。共著）、『東京古道散歩』（中経文庫。2010年4月27日発売）。twitterアカウントはogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei。

＊次回は2010年4月30日掲載予定