ペンを出すと、クリップが本体に沈む
ダイアログ2は、シリーズで統一しているピーチ材の専用ケースに入って出荷される。ケースを開けると、全長約150mmの実物が現れる。ステンレスの表面をロジウムコーティングしたそのボディーは、マットな質感で高級感が伝わってくる。芯先を上にして逆さまに立てると、ミサイルのようなイメージだ。
本体には、標準的なラミーのローラーボールリフィルが同梱されており、購入者が自分でこのリフィルを取り付ける。試し書きしてみると、ローラーボール独特の滑るような感覚が伝わってくる。同じシリーズでも、ダイアログ1の油性ボールペンの筆圧を要求する書き味とは大きく異なる感覚だ。
ダイアログ2は、のちにダイアログ3でも採用した沈動式クリップを採用している。クリップは携帯時には便利な機能だが、鉛筆を筆記具の理想形と考えるなら、筆記時にはただの邪魔な出っ張りだ。そこでダイアログ2は、本体を捻ってペン先を出すついでに、クリップが本体に沈み込む仕組みを盛り込んだ。
何年かおきに発表されるダイアログシリーズだが、今までに、油性ボールペン、ローラーボール、万年筆が登場してきた。一般的な筆記具の分類から言うと、今、ラインアップに欠けているのはシャープペンシルだろう。
ただし、シリーズが4種類で終わるのも日本人的にいい感じがしないので、5番目に「多機能ペン」を発売して締めくくってほしいところ。まだまだ衝動買いは続くだろう。
今回の衝動買い
アイテム:ラミー「ダイアログ2 ローラーボール」
購入価格:2万6250円
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
この連載の記事
-
第780回
トピックス
好みの時間を設定可能、乾電池式「ポモドーロタイマー」を衝動買い -
第779回
トピックス
レノボとAmazonベーシックのお勧め「ラップトップスタンド」を衝動買い -
第778回
トピックス
折ってちぎって6人で使える「Paper Pens」を衝動買い -
第777回
トピックス
ゲオでレトロ感満載「FM付き レトロスピーカー」を衝動買い -
第776回
トピックス
発売日に電子メモ「Boogie Board(papery)」を予約衝動買い -
第775回
トピックス
ユーザー評価の高いJPRiDE「model i ANC」を手に入れた! -
第774回
トピックス
割り切りが素晴らしい3COINSの3300円スマートウォッチを衝動買い -
第773回
トピックス
Galaxy純正の遺失物トレースタグ「SmartTag2」を衝動買い -
第772回
トピックス
昭和レトロなプレーヤー復刻版「サウンドバーガー」を衝動買い -
第771回
トピックス
人生最後の腕時計「ロレックス エアキング」を衝動買い -
第770回
トピックス
実測37g! 折り紙式ポータブルマウス「OriMouse」を衝動買い - この連載の一覧へ