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機能充実が進むオラクルのSaaS型CRM

SaaS型Oracle CRM On Demand R17は訪問先で役立つ!

2010年04月22日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 4月21日、日本オラクルはSaaS型CRM(Customer Relationship Management)の新バージョン「Oracle CRM On Demand R17」の提供を開始した。訪問先でのプレゼンに便利な機能などが追加されており、利用料金は1ユーザーあたり月額7989円(税込)から。

機能強化が図られた「Oracle CRM On Demand R17」。Adobe AIRによるユーザーインターフェイスを搭載するアプリケーションも用意されている

 Oracle CRM On Demandは、2006年に買収が完了した米シーベル・システムズ(Siebel Systems)の製品をベースとしており、Internet Explorer 6以上またはFirefox 2.0以上から利用できる。営業支援やコンタクトセンター、マーケティング、フィールドサービスなどの幅広い営業支援や顧客管理の機能を提供する。

 今回発表されたOracle CRM On Demand R17では、売り上げ予測を管理する「Oracle CRM On Demand Forecast」で多角的な軸による売上予測、現在と過去の売上予測の比較などが可能になった。また、パートナー企業の案件情報を管理する「Oracle CRM On Demand Partner Relationship Management」ではパートナーの営業担当者向けの教育プログラムや共同キャンペーンプログラムを展開するための情報共有機能や実行結果を分析する機能が追加されている。

訪問先で役立つ機能を提供する「Oracle CRM On Demand Sales on the Go」

 ほかに、訪問先で営業担当者がプレゼンテーションを行なう際に便利な「Oracle CRM On Demand Sales on the Go」が追加された。これは、営業担当者のノートPCにプレゼン資料をダウンロードして持ち込み、その場で活動履歴や顧客の反応、今後の活動予定などを入力すると、その情報がOracle CRM On Demandにアップロードされるというもの。製薬業界や医療機器メーカーをはじめ、ルート営業活動を行う企業からの高いニーズを期待しているという。

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