アンバーとブルーを微調整して色味を追い込む
追い込むといっても、ここで調整できるのはA(アンバー)とB(ブルー)だけなので、フィルムの頃に使用していた「LB」(色温度)のアンバー(色温度を低くする)とブルー(色温度を高くする)をかけて撮影した状態と同じと言える。
例えば、夕日を撮影しているときなど夕日の赤さを強調したいときなど、A(アンバー)の4や6をかけるといい。さらに細かく微調節するには「MENU」画面から「ホワイトバランス」の画面を呼び出すことで、座標画面を使った調整機能を呼び出すことができるようになっている。
ここではLBだけでなく「CC」(色補正)の調整もできる。例えば、人物を撮影しているときなど、人の肌色に若干赤みを乗せたいときなどこの調節機能を使って「M」(マゼンタ)を入れると人の肌が綺麗な色調になる。
アンバーに微調整
ブルーに微調整
ホワイトバランスをいじるだけで相当色調には差が出るようになる。正しく見えるように調整していく使い方もあるが、自分のイメージに近づけていくために使用すると、人と少し違った絵作りができるようになるだろう。
次回はAFと露出についてレクチャーしてみたい。
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