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Silverlight採用で、たっぷり1GBのファイル共有サービス

話題の無料サービス「libura」が編集部を変える!?

2010年05月17日 10時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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編集部には多くの紙文書とデジタルデータが混在している。永遠の課題、情報集約は果たして進むのか?

 いまから1~2ヵ月前の話。編集部のDYこと、吉川大郎が、やや興奮した面持ちで席に戻ってきた。

 「スッゲー、いいサービスできたよ!!!!」

 吉川は基本的に新しいものに影響されやすいので、周囲に座っている人間は「またか」ぐらいの薄い反応。そんな空気をモノともせず、今さっき知ったばかりのサービスについて熱弁を奮い始める。

 新製品や新サービスの紹介のために、編集部にはいろいろなメーカーの担当者が訪問する。聞くと、オンラインでドキュメントファイルを共有する新しいネットサービスのデモが終わったところらしい。

 「デモの最中に、アカウント作って、そのまま使い始めちゃったんだけどさー」

 と、普段使っているノートパソコンの画面を開きながらサービスの詳細をいろいろと説明し始める。いつものことなのだが、こうなると話が長い。特にネットサービスとガンダムの話は長い。だからDYなどと呼ばれる。

 DYとは吉川のイニシャルであると同時に、「ダイロー、空気読め」の略でもある。分かったから、その熱意と時間を目の前にある原稿の方に向けていただきたいっ。


無料で1GB、Silverlightでカンタン

 さて吉川が興奮気味に吹聴していたサービスは、ネオジャパンが提供する「libura」(ライブラ)だ(関連記事)。

liburaのトップ画面

 カテゴリーとしては、オンラインストレージの一種だが、単にインターネット上にファイルを置けるというだけでなく、ブラウザー上でファイルの内容が確認できる。

 アップロードしたデータは、仕事を一緒に進めている仲間と共有でき、コメントや注釈(吹き出しや付箋、各種図形など)を付けて、意見交換や校正に応用できる点も特徴だ。

 ネオジャパンはグループウェア「desknet's」などを開発するソフトウェアメーカー。

 常日頃、情報共有やコラボレーションを主眼とした製品を提供しているだけあって、liburaもビジネスドキュメントを気軽に共有し、活用する仕組みをふんだんに取り入れている。

保存できるファイルの容量は最大1GB。画面のような多彩なファイル形式に対応する

 マイクロソフトのプラグインソフト「Silverlight」やAcitiveXを使用することで、ドラッグ&ドロップによる直感的な操作感を実現(Internet Explorer使用時)。アップロード・閲覧・コメント付加といった一連の操作はウェブブラウザー上で完結できる。ビューアーの追加なしにWord、Excel、PowerPointなど多彩な文書を表示できるなど、カンタンかつ軽快に動作する点も特徴だ。

 liburaの利用にはアカウント登録が必要だが、登録さえ済んでしまえば、1アカウントあたり1GBのデータ保存領域(1ファイルあたり100MB)を無料で使える。

 公開レベルには「公開」(一般公開)、「グループのみに公開」「非公開」の3種類が選べ、個人で使うプライベートなファイルの登録から部署や仲間内でのファイル共有、そして全インターネットに対する作品の公開など……さまざまな用途で応用できる。

アップロード時には、3種類の公開設定が選べる

 一般公開されたファイルを見るだけならアカウント登録は不要。iPhoneやケータイからのブラウズも可能だ。さらにはタグを発行し、ブログなどに登録したコンテンツを貼れるなど、既存のオンラインストレージの枠にとらわれない豊富な機能がウリである(詳細は後編で紹介)。

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