秋葉原の打ち水などでおなじみのNPO法人リコリタの主催“秋葉原菜園”の2010年版キックオフイベントが日本農業新聞の社屋屋上で行なわれた。昨年は、稲作を行なった秋葉原菜園だが、今年のキックオフイベントでは、秋葉原菜園をスタートさせる際の目標であったイチゴをはじめ、ハーブ、トマトの栽培を実施。
また、昨年は同企画に参加した秋葉原で営業するメイド・コスプレ系店舗は6店舗だったが、今年はシャッツキステさん、JAMアキハバラさん、モエシャンさん、癒あmaidenさん、littleBSDさん、littlePSXさん、littleTGVさん、ロイヤルミルクさんと2店舗増えた8店舗となっていた。
キックオフイベントは、リコリタ代表の真田氏の挨拶から始まり、秋葉原農園に場所を提供する日本農業新聞の日向常務、神田で屋上農園の運営を行ない、アドバイザーとしても参加している大江戸野菜研究会の高汐事務局長、そして、秋葉原菜園の園長となる森田氏の3人が今年の抱負などを語った。
今回、菜園や各店舗で育てる作物の苗木は、すべて無料で提供されたもので、提供元となったのは、さいたま市の種子や苗の卸業者“トキタ種苗”(トマト)、千代田区で秋葉原菜園と同様に屋上菜園を実施している“小学館集英社プロダクション”(ハーブ)、昨年の稲作から同活動に協力している“大江戸野菜研究会”(イチゴ)の3団体。
屋内でのセレモニーに続いて、屋上に設置されたプランターへメイドさんによる苗木の植替えとイチゴの受粉が行なわれ、2010年秋葉原菜園のキックオフイベントは終了となった。受粉したイチゴの苗は36株で収穫は5月中旬を予定。トマトは6株で7月下旬から8月に収穫。ハーブは5種類で25株となっている。
今回は、イチゴの受粉と苗木の移し替えだったが、昨年実施した稲作を今年も行なう予定ということなので、田植えを行なった際にはお伝えしていこう。
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