3D非対応でも画質の実力はトップクラス
「KURO」より深い!? パナ「VIERA V2」の黒表現
2010年04月21日 12時00分更新
上位機種ということで音質にもこだわり
機能面を見ていくと、新機能である「エコナビ」や「明るさオート」などの省エネ機能もきちんと採用されている。これらは、部屋の環境に合わせて適切に画質を調整し、見やすい映像にするとともにムダな消費電力を抑える機能。部屋の明るさが変わると、それに応じて画面の明るさが変化し、省エネの目安となる若葉のマークが画面に表示されるのも同様だ。
ネットワーク機能としては、「アクトビラビデオ・フル」や「YouTube」視聴に加え、DLNAクライアント機能「お部屋ジャンプリンク」に対応。さらに別売の無線LANアダプターを使ったワイヤレス接続にも対応する。LAN接続と設定を済ませると、同一ネットワークにある対応機器やPCなどが「ビエラリンク」メニューでも確認できる。
BDレコだけでなく、Windows 7のようにDLNAサーバー機能を持つPCなら、PCのHDDに保存された動画や静止画などの再生も行なえる。このように、機能や装備は上級モデルにふさわしいものとなっている。
音質面でもグレードアップが図られており、ディスプレー部の下面に取り付けられたスピーカーに加え、背面にウーファーが搭載されている。
このため、薄型テレビとしては低音もしっかりと再現でき、アナウンスの声や音楽番組でのボーカルなども厚みのある音が楽しめる。クラシックなどでの雄大さもなかなか良好だ。
このところ、各社とも薄型テレビの音質改善に力を注いでいる印象があり、従来のひ弱な感じの音質が気になることは随分減ってきている。欲を言えば、ホームシアター機器と組み合わされることも多い上級機だけでなく、テレビ単体で使われる機会がより多い、中級~ローエンドの製品でも本機のような音のしっかりとしたテレビが増えてほしいと思う。

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