管理コンソール「MultiPoint マネージャー」を搭載
HP MultiSeat ms6000 Desktopシリーズ(ホストPC)は、最新版の「Windows MultiPoint Server 2010」(64bit)を搭載している。
とくに目玉となる機能は、各シンクライアントにWindows 7のGUIが提供される点にある。必要なウィンドウをドラッグして左右にすばやく振ると、ほかの最小化できる「シェイク」や、手軽にデスクトップの左右に均等にウィンドウを並べ、文書比較ができる「スナップ」などが使える。
さらに、「MultiPoint マネージャー」というシンクライアント管理用の管理コンソールを搭載。基本的にはクリック操作だけで、シンクライアントを使用するユーザーのログオン状況やアカウントの追加、シンクライアントの強制終了やホストPCへの接続の切断といった作業ができる。
設定に関しては、NASのユーザー管理と似ており、実際に操作してみたところ、特に難しさは感じなかった。
こうした機能の提供を実現している基本的な仕組みは、Microsoft Windows Server 2008 R2のリモートデスクトップサービスとWindows 7の各種機能を利用可能にするデスクトップエクスペリエンスの機能を使用し、複数の液晶ディスプレーとキーボード、マウスを結びつける機能を利用・管理できるように改良しているためだ。
そのうえでシンクライアントのホストOSとしての機能と、その管理のための「MultiPoint マネージャー」を追加している。Microsoft Windows Server 2008 R2をベースに改良したものなので、管理機能は基本的にすべて踏襲している。
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