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ゼロから分かる、GAE&Twitter API開発の始め方 (3/5)

2010年04月16日 11時00分更新

文●飯島進仁/株式会社ふむふむソフト

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Twitterアプリケーションの登録情報を入力する

 実際にTwitterアプリケーションを登録してみましょう。Twitterアプリケーションの登録は、「新しいアプリケーションの追加」から、必要な情報をフォームに入力します。入力する情報は後から何度でも編集できますので、最初からあまり慎重にならなくても大丈夫です。

アプリケーション登録の入力画面


■Application Icon
 アプリケーションのアイコン画像です。登録画面などに表示されます。必須ではないので無くても大丈夫です。
■Application Name(※必須)
 アプリケーションの名前です。すでに使われている名前や、「Twitter」という言葉を含む名前は付けられません(Twitter本家が出していると誤解させないための対策のようです)ので、その点に注意してオリジナルな名前をつけましょう。日本語もOKです。
■Description(※必須)
 アプリケーションの説明文です。登録画面などに表示される説明文ですので、どういったアプリケーションなのか、他のユーザーにも分かりやすく説明しましょう。もちろん日本語もOKです。開発段階では適当で構いませんが、最低10文字以上の入力が必要です。
■Application Website(※必須)
 登録画面やツイートに表示されるアプリケーション名(「○○から」という部分)のリンク先URLです。

アプリケーション名のリンク


 自作のアプリケーションを一般に公開する場合は、クライアント名のリンクをきっかけに他のユーザーに広まる場合もありますので、アプリケーションの開始画面や紹介ページなどのURLを指定するといいでしょう。開発段階では自分のWebサイトやブログなど、差し支えのないURLを指定しても構いません。
■お知らせ機能
 日本語訳が「?」なのですが、英語版の画面で確認すると「Organization」となっています。つまり、アプリケーションを管理する企業名や組織名などです。必須ではないので空欄でも大丈夫です。
■サイト
 「お知らせ機能」で入力した組織のHPなどのURLを指定します。こちらも必須ではないので入力しなくても大丈夫です。
■あなたの招待状(※必須)
 これも日本語訳が「?」なのですが、英語版で確認すると「Application Type」となっています。本連載のサンプルコードはGAEを使ったWebサービスなので、「ブラウザアプリケーション」を選択しますが、デスクトップアプリケーションやiPhoneアプリなどを作る場合は「送信」(これまた日本語訳が「?」ですが、英語版では「Client」です)を選択しましょう。
■Callback URL(※今回は必須)
 「ブラウザアプリケーション」を選択した時のみ表示される項目です。OAuth認証(前回の記事を参照)が完了した後に戻る、WebサービスのURLを指定します。OAuthを使う限りは必須ですので、今回も入力する必要がありますが、コールバックURLはプログラム側で指定できますので、実はここで設定したURLが正しくなくても動きます。開発中は適当なURLでOKです。コールバックURLについて次回詳しく説明します。
■Default Access type(※必須)
 アプリケーションの権限を選択します。アプリケーションがTwitter APIからデータを取得して表示するだけなのか、あるいは「発言の追加」や「削除」などの操作もするのかを指定します。今回のサンプルでは発言もしますので、「Read & Write」を指定します。
■User Twitter for login
 Twitter APIから取得したIDを、自作のアプリケーションの認証に使う場合はチェックを入れます。このチェックボックスによって認証画面の文言が変わるようです。今回のアプリケーションではオフでかまいません。
※以下のページを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
 参考URL:http://d.hatena.ne.jp/ritou/20090803/1249229052


 最後に、画像認証に表示されるキーワードを入力して、すべての入力情報に問題がなければアプリケーションの登録は完了です。登録が無事完了すると、「Application Details」という画面が表示され、開発に必要な情報を入手できます。この情報は、後ほどサンプルコードを動かす時に必要となります。

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