ここも変わっていた! 新MacBook Pro
1.GPUの自動切り替え
15/17インチMacBook Proでは、独立型で処理速度の速い「NVIDIA GeForce GT 330M」と統合型で消費電力を下げられる「Intel HD Graphics」という2つのグラフィックを採用している。
2種類のグラフィックを搭載というのは旧モデルでもあったが、新しいのは自動でグラフィックを切り替えてくれるようになったところ。
新しい15/17インチMacBook Proでは、標準状態でこの自動切り替えがオンになっており、例えば、Mailなどのグラフィックパワーを使わないソフトではIntel HD Graphicsを、写真管理ソフト「Aperture」のように処理性能が必要なソフトではNVIDIA GeForce GT 330Mを使うように切り替えてくれる。
アップルによれば、このグラフィックスはアプリ単位で切り替えているとのこと。記者説明会ではアップルの純正ソフトについて言及していたが、サードパーティーのソフトでどれが対応しているかは調査中という。
旧モデルでは、グラフィックを切り替えたあとに再ログインが必要だったため、ソフトを立ち上げ直したり、ファイルを開き直す手間がかかっていた。自動で切り替えてくれれば、こうした苦労がなくなる。
2.慣性スクロールに対応
トラックパッドの操作では、新たにスクロールに慣性が付くようになった。トラックパッドを強くなぞると画面が大きく動き、徐々にスクロール速度が弱まるという、iPhoneなどでお馴染みの動きだ。
Macではアップル純正のマウス「Magic Mouse」をつないだときに、この慣性スクロールが使えていた。これに加えて、今回の13/15/17インチMacBook Proのトラックパッドでも対応したことになる。
この慣性スクロールが使えるのは新モデルのみで、現時点では旧MacBook ProやMacBook/MacBook Airにおいて、OSなどをアップデートしてもこの慣性スクロールは使えない。今後の対応に期待したいところだ。
慣性スクロールを試してみた
3.ACアダプター
磁石を採用したACアダプターの端子「MagSafe」の形状が変わって、MacBook Air/MacBookと同じものに統一された。
