新Atom、WiMAX標準搭載、Luiクライアント機能
LaVie Lightシリーズ
ネットブックの「LaVie Light」シリーズは、若干高速化された新Atomの搭載にモバイルWiMAX標準搭載など、大きく機能強化された2機種が発表された。ディスプレーサイズは共通の10.1型ワイドだが、解像度1366×768ドットの「BL530/AS6」と、1024×600ドットの「BL350/AW6」がラインナップされている。
製品名 | 液晶サイズ | CPU | メモリー | HDD | OS | バッテリー |
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BL530/AS6 | 10.1型 1366×768 | Atom N470 2.26GHz | 2GB | 320GB | Home Premium | 大容量L |
BL350/AW6 | 10.1型 1024×600 | 1GB | 250GB | Starter | 標準M |
新しいLaVie Lightは、全機種がCPUにAtom N470(1.83GHz)を採用。動作周波数の向上で従来機種よりも快適な使用感を実現できる。また、モバイルWiMAX対応の無線通信機能を標準搭載。モバイルでも快適なブロードバンド接続を実現できる。バッテリーは従来機種と同様に、上位モデルのBL530は大容量Lタイプを、下位モデルのBL350は標準Mタイプを搭載する。バッテリー駆動時間は上位モデルで約8.4時間。重さは約1.36kg(上位モデル)となっている。
さらに、今までは専用モデルが用意されていた、同社独自のホームサーバー「Lui」のクライアント機能(Luiリモートスクリーン機能)を、全機種が標準搭載。Luiサーバー機能搭載パソコンのホームサーバー機能を外出先からでも使えるうえ、接続手段にモバイルWiMAXを利用できるなど、単なる安価なネットブックに止まらない多彩な機能を実現している。
OSはBL530がWindows 7 Home Premium 32bit版を、BL350がWindows 7 Starterを搭載。また、BL350にはOffice Personal 2007の2年間ライセンス版がプレインストールされる。
予想実売価格は、BL530が約7万5000円前後、BL350が約7万円前後と想定されている。発売時期は4月下旬の予定。
CULVノートでもデジタル放送録画を
LaVie Mシリーズ
LaVieブランドのCULVノート「LaVie M」シリーズの新製品は、ハードウェア面では2010年春モデルとほとんど変わりないが、外付けテレビチューナーユニット「ワイヤレスTVデジタル」を同梱したモデルがラインナップされたのが大きな違いとなる。
新製品のラインナップは2機種で、Celeron搭載の「LM350/AS6」と、Celeron搭載でテレビチューナー付きの「LM370/AS6」となる。いずれの製品も、赤黒白3色の本体カラーバリエーションが用意されている。Core 2 Duo搭載の「LM530/WH6」は、春モデルからの継続販売となる。
製品名 | 液晶サイズ | CPU | メモリー | HDD | TV |
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LM370/AS6 | 13.3型 1366×768 | Celeron SU2300 1.20GHz | 2GB | 320GB | 外付け |
LM350/AS6 | なし |
LM370に付属するワイヤレスTVデジタルは、前述のLL870に付属する物と同じで、地上/BS/110度CSデジタル放送のデジタル3波対応、IEEE 802.11a/b/g/n対応の無線ルーター機能、パソコン側でのテレビ視聴・録画といった機能を備える。また、ほかの2機種の内蔵無線LAN機能がIEEE 802.11b/g/n対応なのに対して、LM370のみIEEE 802.11a/b/g/n対応となっている。
超低消費電力版のCore 2 Duo SU9400またはCeleron SU2300と2GBのメモリーを搭載する点は従来機種と変わりなく、ディスプレーサイズも13.3型ワイド/1366×768ドットと同様である。ただし、標準搭載のOSがWindows 7 Home Premiumの64bit版に変更されている(セレクタブル方式ではない)。Office Personal 2007もプレインストールされている。
サイズは幅330×奥行き220×高さ27.0~30.5mmで、重さは約1.61kg(LM530の場合)。バッテリー駆動時間は約4.9時間となっている(LM530の場合)。
予想実売価格は、LM370が約12万5000円前後、LM350が約10万円前後と想定されている。発売時期は4月下旬の予定。