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J-WAVEの人気DJが実践する、UST番組の作り方!

2010年04月15日 12時00分更新

文● 小口覺

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「まさかの二元中継」そのやり方を初公開!

―― お二人が、それぞれの自宅から参加してひとつの番組として配信したこともありました。あの二元中継は技術的にはどうやって行なわれたんでしょう?

TARO その秘密をバラすときが、ついにきましたか……。あれが成功するまで、サッシャと僕はそれぞれ自宅で三日三晩にわたる試行錯誤がありましてね。最初はUstream上で、自分が配信する画面と別に、他のIDで配信されている画面を小さな画面で出すという機能を使おうとしました。なんですが、両方でやっちゃうと、映像が「小画面の小画面の小画面……」とループしちゃうんですね。

サッシャ で、固まっちゃうんです。

TARO なおかつ音声も「たろうさーん、たろうさーん、たろうさーん……」と永遠と回っちゃう。それで、片方は接続して、片方は接続しない、とか色々やってみたけど、結果的には無理というところに至って、あきらめようかなと思ったんですよ。そのときに、もういい? 言っちゃって?

サッシャ TAROさんがいいんだったら……。

TARO どうして実現しているかというと、ス……。

サッシャ 「ピーーーーーー!」

Ustreamでの二元中継。秘密は「ス……」

TARO ……はい、もう1回言いましょう(笑)。実はですね、Skypeを使うんです。SkypeはUstreamより負荷が少なくてレスポンスがいいんですよ。サッシャからSkypeで送られてきた画面の部分だけキャプチャして、ぼくの映像と並べて配信する。

 Macの場合、内蔵のマイクでしゃべっていると、音声の入力は1系統しか生きないんで、「LadioCast」という入力の分割を増やすソフトを使って、ぼくがしゃべっているマイクとサッシャからのSkypeの音声を合わせるんです。それで音も映像も回らなくなった。3日目の夜にはじめて成功したんです。そのときは二人で「おおおおー!」と。

―― 感動の瞬間ですね。

サッシャ ただ、僕がSkypeの中継側だとすると、音声がリアルタイムで聞けなくて、BGMとかが聞けないんですよ。オンエアされているUSTを自分で聞くと、タイムラグが出ちゃいますし。だから中継は一方的になっちゃうんですけど。

TARO 片側はちょっとさみしいところなんですけど、そこは我慢してもらって。

サッシャ 出来るというすばらしい発見をしましたからね。

■ 「さったろ」を作っている機材とソフトを公開!

パソコン : 2人ともパソコンはWindows、Macの両刀使いだが、Ustreamの配信には主にMacBook Pro 13インチを使用している。

カメラ(サッシャ) : クリエイティブ社のハイビジョン対応WebCam「Live! Cam」。もうひとつはiPhoneをWi-Fiウェブカメラにするアプリ「pocket cam」。「Wi-Fi環境があればどこにでも行けるんですよ!」とのこと。

カメラ(TARO) : スタジオにセットされているのはソニーのハンディカム「DCR-PC1000」。海外連続ドラマシリーズのDVDボックスの上に置かれている。「FireWireケーブルを接続するためにクレードルに差さないといけないんですが、接続しちゃうと三脚にジョイント出来ないんです」とのこと。ちなみにサブカメラとして活躍するのはBluetoothのワイヤレスウェブカメラ、Ecamm社の「BT-1」。

マイク : スタジオからの配信では指向性マイクを使用。複数のマイクの音をスタジオのPAで調整、ラインをMacに戻している。「Mac内蔵のマイクだと、広くは拾ってくれるんですが雑音も拾ってしまいます」とのこと。

PCソフト : 画面に文字やアニメーションなどを表示したり、画面をマルチ表示にしたりする「CamTwist」、Mac上で音声をミキシングし、二元中継の際にはSkypeで送られてきた音声を合わせるのに使う「LadioCast」、BGMをMacのキー操作一発で流せるようにする(ポン出しする)のに使う「Kueit」。ちなみにKueitでは、USB接続のMIDIコントローラーとしてAkaiの「LPD8」を使用している。

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