REGZAと同等の録画機能を古いテレビで実現
torneよりも快適!? 「レグザチューナー」の実力を試す!
2010年04月13日 12時00分更新
レゾリューションプラスの実力
最後に画質を確認してみよう。まずは気になるレゾリューションプラス2から。基本的には、R9000シリーズのものと機能的にも同等で、映像を分析することで映像の解像度を分析するので、地デジの1440×1080ドットの放送だけでなく、SD映像をアップコンバートして1080iで放送しているような映像にも効果がある。
レゾリューションプラス2は設定により、ON/OFFのほか、効果を5段階に調整することもできる。まずはこの効果の具合を確認してみよう。
今回は地デジ放送と、BS1のSD画質放送で試してみた。地デジ放送の場合はもともと十分にハイビジョンらしい精細感のある映像だが、それでも細部の精細感が向上していることがわかった。
例えばゴルフ中継でのグリーンでは、芝目の細やかさが向上する。白髪まじりの頭髪のプレーヤーも、髪の毛の1本1本が鮮明になり、映像全体の見通し感や奥行き感も向上する。ただし、効果最大の「5」では、放送に含まれるノイズも強調されて少々映像が見づらくなるため、「3」あたりが精細感とノイズ感のバランスが良いと感じた。
BS1のSD画質の映像は、さすがにハイビジョン並みの精細感とまではいかなかったが、細かなディテールが蘇る効果はより大きいと感じた。アップの表情などへの強調感はほとんどなく、建物などの輪郭の不自然さもほとんど気にならない。
こちらの場合、もともと微細情報が含まれていないためか、超解像によってノイズが強調されることも少なかったので、効果「5」でも問題なく視聴できた。
レゾリューションプラスは、もともと映像の変化の少ない「平坦部」ではディテール復元を行なわないでノイズ低減をするなど、映像の部分に合わせて最適な調整が行なわれる。そのため、不自然な強調感はほとんど感じることはない。
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