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AR~拡張現実~人間の“現実感”を高めるテクノロジー 第2回

ARは広告業界の次世代ツールになりえるか?

2010年04月13日 12時00分更新

文● 丸子かおり ●撮影/神田喜和

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電通が送るハマリ系コミュニケーションアプリ「iButterfly」

 電通では、ただ今「iButterfly」というiPhone 3GS向けアプリ「iButterfly ~クーポン/エンタテインメント!~」という試みを行なっている。このアプリはiPhoneのカメラを通して見ることで、不思議な存在「ちょう」が見えるようになるのだ。このちょうはクーポンやコンテンツを運んでおり、虫取り網のようにiPhoneを振ることでちょうを捕まえられる、というユニークなコンテンツ。

 端末の位置のGPS情報とARを組み合わせたゲーム感覚のアプリで、捕まえる楽しさはバツグン! また、捕まえたちょうはクーポンやコンテンツを持っていたりするのだ。楽しくてオトクなアプリだ。

ちょうを捕まえているところ。四角の枠に入ったところでiPhoneを振るのだ!(提供:電通)

 そんなオモシロアプリを作っているのはどんな人だろう、と興味を覚えて電通に行ってみた。お会いしたのは、コミュニケーション・デザイン・センター モバイルコミュニケーション開発部コミュニケーション・プランナーの中野華奈さん。

 中野さんがiButterflyを企画したのはまず「クーポンってちょっとかわいくない」と思ったから。それをどうかわいくできるか考え、さらにARを導入したいと思った中野さんは、浮かんでいる“クーポンやコンテンツを持つ何か”を捕まえたらオモシロイのではと考えたそうだ。そして「空に浮かんでいてもおかしくないのは蝶では?」と思い立ち、上司にAR蝶取りアプリの企画を提案したところ、企画が通ったのである。

電通のモバイルコミュニケーション開発部コミュニケーション・プランナーの中野さん

飛んでいるちょうを網でキャッチするとiPhoneがブルッと振るえてつかまえた手ごたえを感じる

つかまえたちょうは「Collection」ページにストックしておくことが可能だ(提供:電通)

 とはいえ、実は中野さん自身はあまり昆虫が好きではないとのこと。虫嫌いの女性のユーザーも考慮して、アプリで飛んでいるのは「蝶」でも「チョウ」でもない「ちょう」にしたとか。

 また、出てくるちょうがどれもかわいらしかったり、ちょっと変だったりして、あまり昆虫っぽさを感じさせない。しかし、このiButterfly、iPhoneという網でちょうを捕まえるところから始まり、ハマリ要素が満載のアプリだ。

(次ページへ続く)

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