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Windows Serverで学ぶサーバOS入門 第13回

OUの作成やコンピュータの登録など、活用方法を見てみよう

Active Directoryの認証と承認の違いとは?

2010年04月20日 09時00分更新

文● 横山哲也/グローバルナレッジネットワーク株式会社

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OUへの移動

 管理ツールを使うことで、OU上に直接オブジェクトを作成できるほか、既存のオブジェクトをOUに移動することもできる。あるOUを別のOUに移動して階層構造を変更することも可能だ。もっとも、自動的に作成されるオブジェクトは移動する必要はないだろう。OUは、後述するユーザーやコンピュータアカウントの整理に使ってほしい。

 なお、移動にはオブジェクトをドラッグ&ドロップする方法と、右クリックして移動先を選ぶ方法がある。ただし、ドラッグ&ドロップは操作ミス(たとえばマウスを持った手が滑るなど)により、思わぬところに移動してしまうことがある。そこでWindows Server 2003 SP1以降は、ドロップするときに前ページ画面3のような警告が表示されるようになった。この警告は、管理ツールを終了するまで表示させないことが可能だが、管理ツールを再起動すると再び表示されるようになる。安全を考えた配慮だ。

画面3●オブジェクト移動時の警告

 より安全に操作するには、移動したいオブジェクトを右クリックして「移動」を選択する方法がお勧めだ(画面4)。続いて表示されるダイアログボックスで、目的の場所を選べば移動が行なわれる(画面5)。

画面4●オブジェクトを右クリックし、移動を選択

画面5●移動先を指定して、「OK」を押す

(次ページ、「コンピュータアカウントの作成」に続く)


 

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