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AR~拡張現実~人間の“現実感”を高めるテクノロジー 第1回

ARによる新しいエンターテイメントの形

2010年04月12日 18時00分更新

文● 丸子かおり ●撮影/神田喜和、笹川達弥

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ついに! 「セカイカメラ」がV2.3にメジャーバージョンアップ!!

 AR特集において何度も紹介している「セカイカメラ」。3月にv2.2にバージョンアップしたが、なんと今月にはV2.3が登場する。開発元の頓智・(トンチドット)はv2.2はあくまでマイナーバージョンアップで、v2.3こそがメジャーバージョンアップだと言う。今度のバージョンの今までのバージョンとの大きな違いは、何といっても画面が縦になること!

縦の画面のセカイカメラv2.3。画面をよく見ると、エアタグの分布図の位置が違っている。なお、画面は開発中のもの

 縦モードになったことで何が便利かと言うと、まずは片手で操作できて、使いやすくなること。また横で持ったときに周囲からカメラ撮影をしているように見え、怪しく見えてしまうというデメリットがあったが、縦持ちだと自然に見える、というわけだ。他にも、主な変更点は、動作の高速化とAir Tweet機能の改善。高速化では、「重い」と言われていたセカイカメラの起動や動作が軽くなって、ファンにはうれしいところだ。Air Tweet機能の改善は、元々Twitterに連携してテキストと写真などをアップできたが、新バージョンではエアタグを打つことに個別にツイートする、しないができるようになる。

 また、今後のセカイカメラに対するビジョンを頓智・代表の井口尊仁さんに聞いたところ、突然、iPhoneほどの大きさのスケルトン板を見せてくれた。今は、カメラからの映像にエアタグを載せているような感じだが、今後は透明な板を見れば、自然に情報が浮かぶ世界が見えるイメージを表わしたものだ。また、Twitterのように、エアタグを通して人とつながることができるようにしていきたい、という。バージョンアップをし、どんどん進化しているセカイカメラ。いつか井口さんが思い描く姿になっているかもしれない。

大きさはちょうどiPhoneほどの透明版。これが井口さんが思い描く未来のセカイカメラの姿だ!

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