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業務用アプリと連携可能なボタンを搭載して業務を素早く処理

ワコム、ワンタッチボタン搭載の法人向け液晶タブレット

2010年04月09日 06時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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 4月8日、ワコムはワンタッチでアプリケーションを起動できる法人向け液晶タブレット「DTU-1631C」と、同モデルに教育機関の授業支援ソリューションを同梱した「DTU-1631C文教パッケージ」の2モデルを発表した。

 ともに「DTU-1631」の追加モデルという位置づけだ。

「DTU-1631C」

 発表されたモデルは、ともに業務の効率化も視野に入れた製品。

 アプリケーションの開発企業が、各種機能をボタンに割り当てるなど、独自のカスタマイズができる。ワンタッチでメニューの選択やペンでの書き込み時に便利な機能を呼び出せるのが特徴だ。

 そのため、SI系企業などとともに、顧客のニーズに合わせたアプリケーションとボタンの連携システムを開発していくとのこと。

搭載ボタンは計7つ

 また、DTU-1631C文教パッケージには、授業支援アプリケーションソフトと描画ユーティリティソフトを同梱する。PCに大型ディスプレイを接続すれば、タブレットに書いた文字や図形を映し出すことができ、いわゆる電子黒板のような用途も考えられる。

 さらに、文教パッケージに含まれるソフトは、搭載しているボタンにインク色の変更や消去、画面の拡大/縮小といった動作が設定してあるため、教育機関への導入に最適なモデルだ。

 両製品のスペック面の違いはソフトの有無だけで、ハードウェアは共通仕様となっている。液晶ディスプレーは15.6型ワイド、入出力端子はアナログRGBとDVI-Iの2系統。USBハブ機能もあり、2ポートを搭載している。本体サイズは、幅420×奥行き283×高さ49mm。重量はスタンド込で4.3kg。

 なお、対応OSはWindows 7/Vista/XP(SP3以降)となっており、32ビット版でも64ビット版でも使える。またMacintoshにも対応しており、PowerPC G4以上、もしくはIntelプロセッサを搭載したMacintoshの、Mac OS X 10.4以降で利用できる

 法人向け販売製品のため、同製品のカスタマイズを手かける企業により価格や販売形態は異なる。両モデルとも5月10日より、発売開始となる。

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